園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.06.28 目を凝らしてみると

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つい数日前、4歳児が“いのちのどろだんご”作りでお世話になった、シンプル&スローライフの会の方々にいらしていただき、今日は5歳児が“のぞいて見よう!にぎやかな土の中の世界”というテーマでこども園に隣接する森の土(腐葉土)などに住む生き物の観察をしました。はじめに紙芝居風のフリップで土の中の生き物や自然に関することを伝えていただき、イメージが膨らんだところで、各グループに分かれて森の中の土を採取することから取り組みました。歩き慣れている遊歩道から少し外れ、腐葉土になりかけたフワフワの落ち葉やその下の土をバケツに集めなければならないのですが、胡桃の殻など気になるものが次々と目に入り、中々土集めにならないグループもありましたが、最終的には散策とは違う活動に大喜びして目的を達成し野外炊飯場まで戻り、本題の生き物探しとなりました。各グループテーブルの上に敷いてもらったシートの上に篩(ふるい)で細かい土を落としてもらい、その中から生き物を探し出して見つけた生き物をピンセットで捕まえて水が入れられたシャーレに移す作業はピンセット片手に目を凝らし真剣そのもので、K君が釣りの餌になりそうな虫を次々と見つけ出す様子はまるで研究者の様でした。また、途中から使うことになった物が大きく見えるルーペに大喜びし、虫を探す手を止め、お互いの顔を見るなど楽しそうにしていました。

前回の“いのちのどろだんご”作りの時もそうでしたが、あんな小さな虫たちのお陰で落ち葉が分解され、それによって豊かな森が守られていること、また自然の面白さや不思議さを童心に帰って感じさせていただく貴重な時間でした。

※出勤早々、北園庭にやってきているカラスたちを追い払おうとテラスに出たのですが、そこに、素敵な笹(竹)が置かれていることにすぐ気が付きました。6月も残り2日、間もなく七夕を迎えるので先生たちの誰かがどこからか切ってきたのだろうと思っていたのですが、そら組のYちゃんのお父さんが、こども園で使うだろうろ持って来てくださったことを聞き、恐縮するばかりでした。さて、この笹(竹)にどんな願い事や飾りが飾られるか楽しみです。僕は・・・、何より、2024年、早くも半年が過ぎましたが、残りの半年も皆が健康で過ごせますようにです。     

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