園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2024.06.26 海のものと山のもの

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昨年度に引き続き、今年度も南三陸町で銀鮭を養殖しているSさんに朝締めた魚をお持ちいただき、その銀鮭を捌く様子を見せていただきました。子どもたちは1匹約3kgほどある銀鮭があっという間に三枚おろしになっていく様子を見せてもらい、お腹の中から出てくる内臓や卵に目が釘付けになり、またその内臓を触らせてもらうことができて大興奮!そんな獲れたて捌きたての食材が身はもちろんのこと、骨などもあら汁の出汁として使われ給食として提供されるのですから、何とも贅沢なメニューと言えるでしょう。5歳児ひかり組のSちゃんの誕生日のためにいらしてくださったお父さん・お母さんは、その給食を食べることができるとあって大喜びでした。

一方、子どもたちが美味しい給食を食べている時、北園庭の畑では畑の先生Yさんが野菜の育ち具合を確認しながら不要な葉っぱなどの芽かきと追肥、育ちの悪いナスは新たな苗の植え付けなどをしてくださいました。その際、驚かれていたのは、カラスの仕業と思われる影響できゅうりがかなり被害に遭っていたことでした。反対に僕らが驚いたのは、今回も小松菜、人参、大根など複数の野菜を積載してきてくださったことです。その野菜は今回もお迎えの時に保護者の方々にお買い求めいただきましたが、子どもたちと品定めをして降園していく姿が沢山見られとても微笑ましく思えました。自分で選んだ野菜を使って作られる(作ってもらう)ご飯は特別な味がするのか、複数の方から、「野菜嫌いだったのに野菜を食べられるようになったんです」というお声がけをいただき嬉しくなりました。畑の手入れをしてくださるYさんと漁師のSさんが職員室でご一緒する時間があったのですが、どちらも生産者という共通点があり、新たな繋がりができ、話に花が咲いていました。その様子は、海のものと山のもの(海の人と山の人)のコラボといった感じでした。

※梅雨入りしたものの、雨が降りジメジメとした日が続きませんが、0歳児もも組の窓のところに飾ってある滲み絵で作った紫陽花から梅雨を感じることができました。

   

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