園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2025.10.06 もう少し

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「ねえ、ねえ園長先生見て」そう言って指さしながら、4歳児そら組の子どもたちが話しかけてきます。そこでで「なあに?」と返事をしながら 子どもたちが指差す先を見てみると、命が絶えてしまったスズメバチが落ちています。しかし、警戒心がある子どもたちは決して触ろうとはせず、ただ眺めているだけ。そこで「ほらもう動かないから大丈夫だよ」と言ってスズメバチを摘みあげ「ここの針で刺すんだよ」と見せてあげました。すると、少し安心したようで、虫好きな子どもたちが「見てみたい!」と言うので握らないことをお願いして広げた手に載せてあげることにしました。命が絶えているとはいえ、子どもたちにとってはやはり怖い虫(生き物)という認識がインプットされているため、手は広げるものの、いざ載せてあげようとするときに「やっぱりやめた」と言って手を引っ込める子もいて可笑しかったです。ときにはオニヤンマをも食べてしまうようなスズメバチでも寒さには勝てないようで、こども園から講義館へ向かう坂でも動きが鈍くなったスズメバチが転がっていました。 夏、たくさんの実をつけてくれた畑のピーマン、2歳児クラスのA先生が追肥するなどしてくれていましたが、夏のように実が大きくならなくなって来たことからも、いよいよその季節を終えようとしていることができることを感じます。

その一方で、じっとしていても汗ばむような暑さがなくなって来たことから外遊びが気持ちよくなり、充実して遊んでいることが感じられる様子が多々見られます。3歳児にじ組の子どもたちは色づいて落ちてきた落ち葉を飾って(王冠やティアラにして)被り三輪車で爆走していました。もう少しすると常緑樹以外は葉を落とし、森の景観も変わってくることでしょう。

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