ハラスメントの防止
ハラスメントは、常に福音主義のキリスト教精神を基調として女子教育を 行ってきた本学院の存在意義をまさに脅かす行為であります。 本学院はすべての教職員および学生・生徒がハラスメントのない環境において 勤務・研究・勉学する権利を保障し、ハラスメントとみなされる行為がそのまま 黙認されたり見過ごされたりすることを決して許すことなく、ハラスメント防止のための取り組みを行っています。
■宮城学院ハラスメント防止宣言
学校法人宮城学院は 1886年にキリスト教の高い理想に基づいて、 女子の高等普通教育を進める女学校として創立され、若い女性宣教師らによって宮城女学校として出発しました。
そして 『福音主義のキリスト教に基づいて学校教育を行い、神を畏れ敬い、自由かつ謙虚に心理を探求し、隣人愛に立ってすべての人の人格を尊重し、 人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成する』を建学の精神として、今日まで多くの卒業生を世に送り出してきました。ハラスメントは 常に福音主義のキリスト教精神を基調として女子教育を行ってきた本学院の存在意義をまさに脅かす行為であります。
本学院は すべての教職員および学生・生徒がハラスメントのない環境において勤務・研究・勉学する権利を保障し、 ハラスメントとみなされる行為がそのまま黙認されたり見過ごされたりすることは決して許しません。
■学校法人宮城学院は1999年6月から本格的に活動しています。
1999年4月1日「改正男女雇用機会均等法」が施行されました。これは、すべての労働者ひとりひとりが相互に個人として尊重され、 差別のない快適な就業環境のもとで働くことができるような環境整備を目的とするものです。宮城学院では、これを受けて1999年5月に「セクシュアルハラスメントの防止に関する規則」 を制定し、 6月にはセクシュアルハラスメント防止委員会を発足し活動をしてきました。2007年5月1日にはパワーハラスメントやアカデミックハラスメント等にも対応するために規則を改正し、 その範囲をセクシャルハラスメントに限定せず、「ハラスメント」全体に広げました。 教職員のための研修会を実施するなど、この問題について今後も継続した啓発・防止活動を実施していきたいと思います。
■ハラスメント防止委員会の主な活動
○ ハラスメントの防止等に関する規程を制定
○ ハラスメント防止委員・相談員を委嘱
○「ハラスメントのない学院にするために」 -教職員用指針-を作成・配布
○「ハラスメントのない学院にするために」 -相談員用指針-を作成・配布
○ 実態調査のためのアンケートを実施⇒報告書を配布
○「新任者」に対する研修(本学院の取り組みについて説明)
○ リーフレット「ハラスメント相談の手引き」を作成・配布
○「教職員」を対象とした研修会を実施 他
開催日 | 内容 |
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2022年11月4日 | 教職員研修会 / 講師:(公財)21世紀職業財団 客員講師 吉田仁志氏 |
2021年11月5日 | 教職員研修会 / 講師:あやめ法律事務所 弁護士 神坪浩喜氏 |
2020年11月6日 | 教職員研修会 / 講師:社会保険労務士法人グラース 特定社会保険労務士 新田香織氏 |
2019年11月1日 | 教職員研修会 / 講師:(一社)日本産業カウンセラー協会 金美子氏 |
2018年11月6日 | 教職員研修会 / 講師:(公財)せんだい男女共同参画財団 土合真紀子氏 |
2017年11月4日 | 教職員研修会 / 講師:(一社)日本産業カウンセラー協会 太宰伸夫氏 |
2016年11月4日 | 教職員研修会 / 講師:(一社)日本産業カウンセラー協会 太宰伸夫氏 |
2015年11月6日 | 教職員研修会 / 講師:(一社)日本産業カウンセラー協会 末冨美貴氏 |
2014年11月4日 | 教職員研修会 / 講師:(一社)日本産業カウンセラー協会 末冨美貴氏 |
2013年11月01日 | 教職員研修会 / 講師:(財)21世紀職業財団 井川資英氏 |
2012年11月02日 | 教職員研修会 / 講師:(財)21世紀職業財団 峯岸とも子氏 |
2011年11月05日 | 教職員研修会 / 講師:(財)21世紀職業財団セクハラ・パワハラ防止特任講師 一杉一子氏 |
2010年11月06日 | 教職員研修会 / 講師:東北大学教授・臨床心理士 吉武清實氏 |
2009年11月06日 | 教職員研修会 / 講師:(財)21世紀職業財団岩手事務所相談員 今松明子氏 |
2008年11月08日 | 教職員研修会 / 講師:東北大学高等教育開発推進センター教授 学生相談所副所長・相談員 吉武清實氏 |
2007年01月22日 | 教職員研修会 / 講師:エル・ソーラ仙台 小林弘美氏 |
2004年11月20日 | 教職員研修会 / 講師:弁護士 佐藤美保氏 |
2003年11月29日 | 教職員研修会 / 講師:本学助教授 浅野富美枝 |
2001年05月18日 | 防止委員会・相談員のための研修(カウンセリング講習)/ 講師:本学教授 中村雅知 |
2000年06月28日 | 事務職員のための研修(ビデオ・講演)/ 講師:(財)21世紀職業財団 |
2000年05月08日 | 防止委員・相談員のための研修(カウンセリング講習)/ 講師:本学教授 中村雅知 |
2000年03月27日 | 事務局管理職者のための研修(ビデオ・講演)/ 講師:(財)21世紀職業財団 共催した研修 (宮城学院女子大学セクシャル・ハラスメント防止等教育環境問題検討委員会主催) |
2004年11月18日 | 『女性』を生きる…リプロダクティブ・ヘルス、今日の課題 / 講師:産婦人科医 村田きよ氏 |
2003年11月17日 | 女性への暴力-DVと性暴力1 / 講師:仙台女性への暴力防止センター・ハーティ仙台 世話人代表 八幡悦子氏 |
2001年02月16日 | キャンパスセクハラにどう取り組むか / 講 師:京都大学カウンセリング・センター教授 青木健次氏 |
2000年07月19日 | 学生指導と相談について / 講師:東京工業大学保健管理センター助教授 斎藤憲司氏 後援した研修会 (財)21世紀職業財団 宮城事務所主催 |
2001年01月20日 | 女子学生シンポジウム(講演・パネルディスカッション)/ 講演者:慶應義塾大学法学部教授 犬伏由美子氏 |
一般事業主行動計画
■「次世代育成支援対策推進法」に基づく学校法人宮城学院行動計画(2023年4月)
学校法人宮城学院で働く教職員が、仕事と子育てを両立させながら働くことができる職場環境を整備することによって、すべての教職員がその能力を充分に発揮できるようにするため、次のように行動計画を策定しました。
1.計画期間 2023年4月1日~2028年3月31日までの5年間
2.内容
目標1:育児休業予定者の仕事と家庭の両立を図るための取組 |
<対策>
①育児休業に関する規定の整備、労働者の育児休業中における待遇及び育児休業後の労働条件に関する事項についての周知
②育児休業取得者が安心して、育児休業を取得できるよう育児休業期間中の代替要員を確保し、部署内の業務内容、業務体制を整備する。
③学内ホームページを利用した周知及び啓蒙の実施
目標2:仕事と家庭の両立を図るための取組 |
<対策>
①各部署の労働時間及び時間外労働時間の分析を行い、各部署の業務量に係る適正な人員数の配置を行い業務量の平準化を図る
②年次有給休暇の取得促進のための周知及び啓蒙の実施
■「女性活躍推進法」に基づく学校法人宮城学院行動計画(2023年4月)
本学院は、女性教職員の職業生活において、個性と能力を十分に発揮し、またその活躍を推進し、豊かで活力ある職場の実現に向けた環境整備を行う。本学院では、①採用した労働者に占める女性労働者の割合、②男女の平均継続勤務年数の差異、③労働者の各月ごとの平均残業時間数等の労働時間の状況、④管理職に占める女性労働者の割合等における判断目安とされる数値目標をすでに達成していることから、女性活躍推進法に基づき、次のように行動計画を策定しました。
1.計画期間
2023年4月1日~2028年3月31日までの5年間
2.内容
<目標>
教職員の能力開発のために、年1回は必ず研修に参加する。
<対策>
①各部門に適切なFD研修・SD研修の実施を推進する。
②組織力の要となる管理職に対し、マネジメント力向上につながる研修を実施する。
③研修受講者の対象範囲を非正規雇用のみならず派遣職員にも拡大する。
節電対策
夏季節電対策について
本学院においては、公共料金値上げへの対応のみならず、地球温暖化対策による環境保全の観点から、教育機関としての社会的責任を意識した節電対策を実施するために、1年を通して節電に取り組んでおります。エアコンの稼働により消費電力が増加する夏季期間においては、更なる節電が必要と考えております。
目標:2022年度 電気の年間使用量に対し10%の節電に努める。
<節電に係る具体的取り組み>
(1)照明器具
・大規模空間(大学講堂、体育館、各ホールなど)の照明は必要な箇所のみ点灯
・使用していない教室の消灯
(2)空調機
・予冷運転の実施
教室の授業開始1時間前、タイマー運転による予冷運転で室温上昇を抑制
・消し忘れの防止
18:00以降は1時間毎にタイマーによる運転停止
・空調機の定期的なフィルターの清掃
(3)OA機器(パソコン、プリンター等)
・待機電力のカット
・省エネ設定の徹底
(4)エレベーター
・上下2階の昇降は階段利用を奨励
(5)クールビズの励行
・実施日6月1日~9月30日
(6)家電機器(電気ポット、コーヒーメーカー、冷蔵庫等)
・使用自粛及び設定温度の管理の徹底
ボランティア活動
「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」(ルカによる福音書6:31)
イエスのこのことばは「黄金律」として伝わり、キリスト教の歴史の中でいつも大事にされてきました。
そして「ボランティア」は、自分の「意思」という言葉を語源とし、「自ら進んで、他の人に役立つことをする人」を意味します。 宮城学院は創立当初から、社会に奉仕することを、ごく自然とつとめてきました。
近年すっかり社会に定着したボランティアの先駆けであったわけですが、イエスのことばによって、 宮城学院の草創期のボランティアには、自分の境遇にひきつけて想像してみて、助けが必要な隣人に仕える、という 本来的意義があったのです。 ボランティアは、奉仕するもの、される者の心のつながり、両方共が同じ人間であるという意識に たったものであることを身につけて来たのが宮城学院だと思います。
< ハートフルボランティアサポート >
「ハートフル・ボランティア・サポート」は名称こそ2004年に生まれ、宮城学院の学生・生徒の「ボランタリー」な社会奉仕の企画に助成する、という制度にリニューアルされましたが、その源はこのように創立期の宮城学院と先に述べたイエスのことばにさかのぼることになります。
地域の人々やすらぎのための奉仕、福祉施設や子どもたちの学習、障害者のスポーツ活動、施設のお年寄りのための 喫茶・歌、病める方の支えと多様な支えなど、毎年、宮城学院から社会へボランティアが出て行きます。
< MG-LAC災害復興ボランティア | 宮城学院女子大学>
MG-LAC(宮城学院 リエゾンアクションセンター)は、宮城学院女子大学で 地域の産業などとの連携を更に推し進め、体験型学習プログラムと自主活動プロジェクトを 一層充実させるために2010年に設置されました。
2011.3.11に起きた東日本大震災の発災から一ヶ月を経てもなお、津波被災地では多数の方々が 避難所での不自由な生活を余儀なくされており、また都市機能の再建も遅々として困難な状況です。 東日本大震災は、その被害規模・広域性・複雑性において、我が国がかつて経験したことのない災害であり、そこからの復興には多数の人々による、様々な形の協力が必要となります。
本学は、建学の精神に基づき、震災からの地域社会復興に、学生・教職員の力を結集して貢献しくために、 学生たちによるボランティア活動への取り組みを、このMG-LACを窓口として、力の限りサポートしています。
MG-LAC災害復興ボランティア詳細へ(外部リンク)
< マリ共和国への慈善活動 | 宮城学院中学校・高等学校>
生徒の手作り品によるチャリティーバザーの収益金で、マリ共和国のジャマブワー村に識字学校校舎建設が実現しました。2004年の文化祭で始まったこのバザーは、英語の教科書でNGO団体「CARA(西アフリカ農村自立協会)」の活動を 学んだ生徒の、「英語の勉強をして終わりではなく、自分たちも何かできないか」という声からスタートしました。 「CARA」への支援は、今年も、そしてこれからも続いていきます。
刊行物の発行
宮城学院広報は、宮城学院の今を皆様へお知らせする為の情報誌です。1972年3月31日に第1号を創刊し、現在は年2回、各4万部の発行で、大学・大学院、中学・高等学校、こども園で行なわれる様々なイベントのお知らせと報告、各界で活躍する卒業生の紹介などを掲載しています。
宮城学院広報の紹介はこちら
その他
< 学内禁煙 >
この度、学生・生徒・園児に対する健康教育のために、また宮城学院の健康に優しい環境づくりのために、 宮城学院キャンパス内においては、喫煙しないこととするとの方針を立て、2007年4月1日からはキャンパス内全面禁煙とすることと致しました。つきましては、関係各位のご理解とご協力をここにお願い申し上げます。