4.商店街の声


 仙台市内の中心部、仙台駅前の商店街振興組合の方に、落書きについてどのように思っているのか、また対策は具体的にどのようなことをしているのかヒアリング調査を行いました。

ヒアリング調査の結果、商店街ごとに落書きの現状や対応は様々であることがわかりました。

名掛丁、クリスロードでは、2007年初旬に一晩でアーケード内の柱全てに落書きがされていたこともあり、これは報道でも大きくとりあげられました。
消しては書かれ、また消しても書かれるというイタチごっこが続き、具体的な防止策も見出せないことから、落書き消去作業に消極的な商店街が多い中、このような大きな事件があったためか、名掛丁・クリスロードの商店街は積極的に消去作業を行っているようでした。

また、10年ほど前と比べると落書きは減ってきているという声も多く聞かれました。

本町商店街、駅前商店街からは、現在では目立ちにくいところに落書きされる傾向にあるのでは、という声もありました。


落書きへの対策として
防犯カメラの設置をしているところもありましたが、効果はそれほどないそうです。

数年前と比べると、落書きの状態は軽減されているという声が多い一方で、完全に消去することができずに困っているという現状が明らかになりました。