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研究課題 |
教職に従事する卒業生への支援のあり方についての研究 |
代表者 |
松浦 光和 |
研究目的 |
昨今、出身地や出身大学所在地以外で教職に従事するものが増加している。教員採用における需要と供給のアンバランスによるものであるが、本学児童教育学科においても、卒業生の多くが関東地区で教職に就いている実態がある。これらの卒業生は、就職先の地域に初めて居住するものがほとんどで、就業のみならず日常生活にも多くの不安を抱えていると予想される。
これに対し、教育委員会や赴任先の学校が行う新任研修では、業務の内容についてのフォローが中心で、地元出身者を想定したものであるため、本学卒業生のような他地域からの就職者に対しては、十分とは言い難い部分がある。
今後もこのような就職形態が継続し、相当数の卒業生が他地域で教員として活動することが見込まれることから、出身母体である大学がそのフォローアップの体制を整えておくことが求められていると言える。
そこで、これまで断片的に行ってきた支援活動を検証しつつ、体系的な就業支援のシステムを構築し、それを運営する方法の開発を目的に研究を進めていきたい。
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