観光ビジネス学科

観光人類学ゼミナール

担当教員市野澤 潤平先生

観光から現代世界を読み解く
「観光人類学」を通して、
思考力と実践力を
鍛えていこう。

どんなゼミ?

文化・社会と経営・経済を総合して多彩な視点から観光を考察する「観光人類学」を本格的に学べるゼミです。2022~24年度にかけて3年連続で観光学術学会賞を受賞した教員が、学術的な内容を初歩から丁寧に教えます。観光の魅力と楽しみや、近年の新たな観光形態、観光が引き起こす諸問題などに関わる文献を多数読んで、観光を捉える視野と興味関心を広げます。さらに、考えるための「素材」―すなわち授業で学ぶ理論や概念―をもとに考察を深め、問いと意見の応酬を重ねることで思考力と日本語力も同時に鍛えます。「観光」は、今後の日本経済の柱となり、激動する世界の最先端をいく現象でもあります。「観光」を切り口に、世界の「今」を読み解いていきましょう。

ゼミでの学びの進め方

ゼミでは、教室での座学に加えてフィールドワークも重視し、企画計画、調整交渉、運営管理、調査研究などの実践能力を鍛えます。これまでもタイ雑貨の輸入販売、子ども向けの職業体験ツアーなど、様々なビジネスを実施してきました。2年生までに観光人類学の知識と考え方の基礎を身につけ、3年生では本格的に調査研究をして、4年生で卒論に取り組みます。それらの成果は、観光関連の学会など、学外で発表することを目指します。
新学科は、今までの現代ビジネス学科の「観光・文化構想コース」を大幅に改善・拡充し、より本格的に観光学を学べる学科へと進化します。観光を「学問する」ことを通じて確かな知識を身に付けながら、大規模大学には無い少人数制のゼミを通じて、将来につながる多彩な能力を養いましょう。

学生の声:
1

現代ビジネス学部 現代ビジネス学科 2年

田島 菜央 さん

  • このゼミを選んだ理由を教えてください。
    1年生の頃からMGみつばち事業に参加していたので、その延長で先生のゼミを選びました。
  • このゼミの魅力を教えてください。
    授業を受ける前は、観光は単なる遊び・旅行という単純な印象でしたが、実は民族や文化や経済など、現代の社会と様々に絡み合った現象で、その深い部分まで学べることが魅力です。
学生の声:
2

現代ビジネス学部 現代ビジネス学科 3年

菅原 実来 さん

  • このゼミを選んだ理由を教えてください。
    きっかけはMGみつばち事業に参加したことです。蜂を育てて、はちみつを作り販売する、一次から三次までを貫く「六次産業」を経験できるという、他のゼミにない点に惹かれて決めました。
  • このゼミの魅力を教えてください。
    実践的な側面だけでなく、「人はなぜ観光をするのか」など人間の心理までに入り込んで学べることです。養蜂を通してオーバーツーリズムなど自然環境という視点から学べる点も魅力です。
学生の声:
3

現代ビジネス学部 現代ビジネス学科 3年

庄子 乃愛 さん

  • このゼミを選んだ理由を教えてください。
    MGみつばち事業のマーケティングに魅力を感じて決めました。観光が発展した理由や観光が生み出す諸問題など、様々なことを掘り下げて考える「観光人類学」を理解すると面白いです。
  • このゼミの魅力を教えてください。
    ゼミの座学では「考える」機会が本当に多いです。将来、様々な分野で活かせる幅広い知識を学べていることを実感しています。

※学年は取材・制作時(2025年2月)のものです

教員紹介

市野澤 潤平先生

2010年に宮城学院女子大学に着任し、観光文化論、観光ホスピタリティ論、現代ツーリズム論、観光開発と環境など、観光に関わる科目を幅広く担当。専門は文化人類学で、日本における観光人類学の第一人者として活躍している。ゼミでは「MGみつばち事業」として養蜂ビジネスも展開中。