きの かずよ
木野 和代
教授
博士(教育心理学)
【Ⅰ. 基本情報】
所属 | 学芸学部 心理行動科学科,大学院 人文科学研究科 |
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専門に関わる資格 | |
研究分野(キーワード) | 感情、怒り、共感、有能感、コミュニケーション |
主な担当科目 | 心理行動セミナー、心理行動特殊講義(感情の心理学)、心理学基礎実験実習 |
【Ⅱ. 業績一覧】
研究業績 | 『怒りの心理学』(有斐閣) 2008年・分担執筆 |
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『仮想的有能感の心理学』(北大路書房) 2012年・分担執筆 | |
鈴木有美・木野和代(2015)社会的スキルおよび共感反応の指向性からみた大学生のウェルビーイング 実験社会心理学研究, Vol.54(2), pp.125-133. | |
所属学会 | 日本心理学会,日本教育心理学会,日本感情心理学会,日本社会心理学会,日本カウンセリング学会,日本感性工学会,東北心理学会,東海心理学会 |
競争的資金の獲得状況 (過去10年間・外部資金含む) |
【研究代表者として】 2006年度~2008年度 科学研究費・若手研究(B) 青少年における非当事者としての感情反応―その個人差と社会的意味― (課題番号:18730423) 2014年度~2016年度(2017年度期間延長) 科学研究費・基盤研究(C) 「保育現場で求められる共感性」の多次元的把握とその育成プログラムの提案 課題番号:26380943) 【研究分担者として】 2007年度~2009年度 科学研究費・基盤研究(B) 若者の仮想的有能感に関する総合的研究―特に形成要因と問題行動に着目して― (課題番号:19330147。研究代表者:速水敏彦) 2014年度~2016年度(2017年度期間延長) 科学研究費・基盤研究(C) 発達障害を持つ子どもの母親の就学期における感情プロセスの理解とその支援 (課題番号:26380922。研究代表者:高橋靖子) 2015年度~2019年度 科学研究費基盤研究(C) 地理的距離を考慮した東日本大震災の心理的反応に関する継続的調査研究 (課題番号:15K11938。研究代表者:大橋智樹) |
社会における活動 (学会活動以外) |
2009年度文部科学省認定教員免許状更新講習(広島国際大学心理科学部「学校における環境とコミュニケーション」オムニバス 担当 2010年度文部科学省認定教員免許状更新講習(広島国際大学心理科学部)「伝えあい,理解し合う集団のために」オムニバス担当 |
【Ⅲ. 研究室紹介 】
研究活動 | 日常生活での人間の感情についてコミュニケーションの観点から研究しています。例えば、怒り感情は他者に向けて表すことを控えがちですが、表すことに肯定的意味(不満状況の改善、相互理解・人間関係の深化)はないのか、そしてそのような肯定的な結果につながるコミュニケーションはどのようなものかを検討してきました。また、これに関連して、他者の気持ちを理解し共感することや、有能感に関する研究をしています。 |
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ゼミ紹介 |
悲しみ、怒り、妬み、恥、喜びなど、様々な感情をとりあげ、これらを感じる背景やその制御、あるいはこれらの感情のコミュニケーションについて学び、研究します。 普段自分が課題に思っていることを研究テーマにする学生が多いので、ゼミでの意見交換はカウンセリングのような状況になることもあります。過去の研究論文から学んだり、日常経験に照らしてじっくり考えたりして、問題意識を深め、各自の研究に取り組みます。 |
高校生へのメッセージ | 心理学を学ぶことの利点はいくつかあります。第一に、人の心の仕組みについて知り、自己理解・他者理解を深められること。第二に、様々な実験や調査の準備を通して、他者に効果的に働きかける力がつくこと。第三に、データから事実を見抜く力がつくこと、です。これらの力は将来どのような道に進むにもとても有用ですよ。 |
メディアでコメント可能なトピック・テーマ等 |
・怒りのコントロール ・共感性と心理的健康 |
個人ホームページ,researchmap,j-global等 | http://researchmap.jp/read0202524 |
その他リンク | リレーエッセイ |
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