教員紹介

学芸学部

日本文学科

くのり じゅんこ
九里 順子   教授

博士(文学)

【Ⅰ. 基本情報】
所属 学芸学部 日本文学科
専門に関わる資格
研究分野(キーワード) 近代の詩歌(近代詩、俳句)
主な担当科目 近代文学ⅠAⅡA、日本文学・文化演習ⅠDⅡD、近代文学発展演習ⅠBⅡB

【Ⅱ. 業績一覧】
研究業績 『明治詩詩論――透谷・羽衣・敏を視座として――』(和泉書院 2006年)
『室生犀星の詩法』(翰林書房 2013年)
『詩人・木下夕爾』(翰林書房 2020年、第23回小野十三郎賞詩評論書部門特別奨励賞)
所属学会 日本近代文学会、日本文学協会、北海道大学国語国文学会、福井大学言語文化学会
競争的資金の獲得状況
(過去10年間・外部資金含む)
社会における活動
(学会活動以外)
俳句同人誌『鬣』のメンバーとして活動しています。また、森の子ども園の児童クラブで、小学生と俳句を作って楽しんでいます。

【Ⅲ. 研究室紹介 】
研究活動 俳句も作る詩人たちは、かなりいます。伝統的な文芸と近代的スタイル、詩と俳句の交差点を研究しています。ジャンルは違えど、底流する詩的なるものとは何ぞや。目下の対象は木下夕爾です。生れ故郷の広島県福山市で活動を続けた夕爾、詩人の眼が構成する風景、季語と五・七・五の形式は、夕爾の何を解放したのでしょうか。
ゼミ紹介 近代を代表する詩人や歌人の作品を、背景、影響関係、文学史的な位置づけなど、多面的なアプローチで読んでいます。今年度の2年生は、北原白秋と石川啄木、3年生は北村透谷です。学生は、割り振られたテーマについて、研究論文を調べ、他の作品と突き合わせ、資料を作って発表し、質疑応答します。最も主体的に学べる時間だと思います。
高校生へのメッセージ 文学は、時空を超えた出会いです。眼の前がすべてではない、ごく一部にしか過ぎないことを教えてくれます。それは、現象に流されない自分の世界観への扉を開いてくれます。大学は多様な学問が待っている場です。心の琴線に触れる出会いによって、生きる軸を作り上げてください。
メディアでコメント可能なトピック・テーマ等 近代の詩歌
個人ホームページ,researchmap,j-global等
その他リンク リレーエッセイ(2010.11.17)
リレーエッセイ(2017.08.10)
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