実習科目

海外実習

学生にとって「実習」は、将来の目標を見つけたり、勉学意欲を掻き立てられたり、調査の仕方を習得して卒論に活かしたりする機会になっています。フィールド経験豊かな教員が、歩き方・学び方・考え方を現場で伝授します。海外実習・語学実習・国内実習は合わせて毎年2〜3ヵ所で行われ、2〜4年次に履修できます。海外実習・語学実習の費用は、実習地によって異なりますが、20〜50万円くらいです。宮城学院では、海外での実習に経済的理由で参加困難な学生のために、費用の一部を貸与する貸与金制度があります。

ヨーロッパ地域での実習は、今のヨーロッパの実態にあわせて特定の国に限らず、地域の統合と分離についてヨーロッパ全体を見渡した視点から学ぶことに主眼をおいています。しかし、ヨーロッパを理解するためには自分で歩き、現地の言葉と生活習慣に触れることが重要です。そのため実習の前半では、ヨーロッパの主要言語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語)のいずれかを集中的に学び、語学力を活かしながら生活します。そして後半では、周辺の国・地域に関する専門知識を有する教員とともに、芸術・文化施設等を学術的観点に基づき視察してまわります。教科書やテレビで知ったつもりになっている文化財や文化遺産、景観を自分の目で見る感動、教室で学んだ言語を使って生活する感動といった二重の感動をえられます。


アジア地域での実習は、中国、インド亜大陸、フィリピン、タイのいずれかの国・地域で行います。タージ・マハルや万里の長城といった世界遺産なども訪れますが、なかなか訪れることのできない地方都市や農村部に足を踏み入れ、その国の生活を現地の人々と同じ視点で捉えようとするのが大きな特徴です。必要に応じて、現地の大学で語学の集中講義を受けます。この他、現地の大学の協力を得て研究調査を行います。この調査は、習得した語学力を実践的に活かす絶好のチャンスになるだけでなく、現地の学生との交流を始めるきっかけとなり、実習後にも続く友情を結ぶ機会となります。

2013年度タイ実習レポート
2012年度ヨーロッパ実習レポート
2012年度インド実習レポート

語学実習

外国の語学研修機関で外国語を3週間程度集中的に学ぶプログラムです。
現地の語学教育専門のスタッフから、現地の社会・文化・歴史などを織り交ぜた内容を外国語で学び、現地の学生などとも外国語で交流を図ります。

語学実習(英語)参加者の声です。
「タイのBanPheにある語学学校に通い、タイ仏教、料理、タイ式マッサージ、Elephant Ridingなど多くのユニークな授業を受けました。宿舎では同じ部屋に日本人学生2人、タイ人学生2人で3週間生活し、使用言語は英語でした。タイの学生も日本の学生も、相手の言語がわからなかったので、必然的に英語を使わねばなりません。厳しかったですが、とても実践的な実習でした。」

2014年度語学実習レポート

国内実習

実習地は京都などの関西地域が中心です。費用は、10万円以内です。
特徴は、「地域社会」・「人」・「伝統文化」に視点をおいて調査をすることです。各自調査テーマを決定したら、授業などの時間を利用しテーマについて下調べをします。実習では、事前に調べておいたことを参考にして実際に現場を歩き、関係者の声を直接聞きます。実習後には調査の内容を報告書にまとめ、参加者全員の調査の成果を報告集としてまとめます。


調査のテーマ決定から報告書の作成までを通し、日本の社会と文化が現在直面している問題や課題について理解する視点を養い、直接目にしたこと肌で感じたことから文化の伝存と変容のプロセスについて柔軟かつ独自に考える視点を培います。

2014年度国内実習 学生ブログ
2013年度国内実習レポート
2013年度国内実習レポート(速報)
2011年度国内実習レポート
2010年度国内実習レポート
2009年度国内実習レポート
2008年度国内実習レポート

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