2024.09.05 適当が一番難しい
野菜農家の方々にとって夏野菜が終わり、秋・冬に育つ葉野菜や根菜類の種蒔き、育苗・植え付け、ブドウやナシやりんごを育てている果物農家は収穫や出荷、お米を育てていれば稲刈りの時期となりまさに繁忙期でしょう。子ども園でも秋冬野菜を育てる予定はしていましたが、中にはすでに植えて(蒔いて)おかなければならなかった野菜もあったらしく、昨日いらしてくださった畑の先生Yさんに「少し遅いくらいだよ!来週また来るので、その時まで苦土石灰を撒いて管理機をかけておいてください」と宿題をいただきました。そこで「苦土石灰ってどのくらい撒けばいいですか?」と尋ねると一緒にいらしてくださっていたKさんも「えっ、適当適当」とおっしゃるのです。しかし、農業経験者にとっての「適当」は「いい塩梅」の方のいい加減の意味であり、「テキトー(何となく)の方の「いい加減ではない」というところが何とも難しいのです。お二人の「適当」は、プロの域の「適当」であり、ベテランの料理人がその都度調味料等を正確に計量しながら調理することなく、長年の経験で身につけた感覚で味付けするのと同じなのだろうと思いながら、適当に苦土石灰を撒き管理機で耕しました。そこでもう一つ困ったことは、もう少し収穫が見込めそうなナスを残したことと、スプリンクラーを使っての水遊びの影響で土が湿っていて自重で管理機が進みにくくなってしまったことです。それでも、苦土石灰を撒いてから植え付け・種蒔きまで1週間程度空けなければならないという宿題はクリアしましたので、後は子どもたち・先生たちにバトンを渡そうと思います。
さて、汗だくになりながら作業をしている時、教頭のS先生がぶどう組のテラスから「園長先生ありがとうございます」と声をかけてくれたと思ったら、目の前にある砂場で何か動くものを見つけたらしく、「園長先生、カメがいます」と興奮した様子で叫んでいます。その声に砂場へ行ってみると、可愛らしい小さなカメが3匹、砂場の中で駆け回っているのです。砂場で孵化したのか、北園庭のバンカー(砂場)に落ちてしまい困っていたのか謎は解明できませんでしたが、このカメたちは、児童クラブや子育て支援室で飼育されている日本固有の貴重なイシガメの赤ちゃんかも知れないというのですからS先生の興奮した様子は当然だったようです。ただ、本当にそうかどうかしっかり確認できていないため適当なことは言えません。そこで、懇意にさせていただいている先生にイシガメの特徴を教えていただくようにお願いしました。どんなお返事をいただけるかとても楽しみです。
強風や大雨で折れた枝が落下し、子どもたちが怪我をしたり、園舎に大きなダメージないように枝を切っていただきました。
Contents
- 2024.10.08 いかがでしょう?
- 2024.10.07 あっという間
- 2024.10.04 みんな元気です
- 2024.10.03 幻想的
- 2024.10.02 そろそろ・・・
- 2024.10.01 つづく!
- 2024.09.30 知らないことがいっぱい
- 2024.09.27 いいね!
- 2024.09.26 before after
- 2024.09.25 大変な一日!?