
卒業生紹介
Leprino Foods 日本支部責任者 境 佑希子さん
- 2003年度 宮城学院高等学校 卒業
“ワクワクする気持ち”を大切に
一歩踏み出す勇気を
私は現在、世界中に支社を有するチーズメーカーLeprino Foodsの日本支部責任者として、アジア太平洋地域のマネジメントを行っています。今でこそ世界各国を舞台に仕事をしていますが、宮城学院高等学校に通っていた頃は、テストで赤点を取っても気にしないような学生でした。
そんな私ですが、学び舎での日々はとても充実しており、忘れ難い多くの経験を積むことができました。その一つが、陸上部で長距離走に打ち込んだ日々です。練習を積み重ね、最後まで走り切る。その経験を通して、「目標に向かってやり抜く力」が身についたように思います。
また、宮城学院高等学校はグローバル教育にも力を入れており、交換留学生と触れ合う機会が多くありました。英語が少しでも話せれば、多様な国の人たちと笑顔でコミュニケーションが取れる。その体験は、私にとって大きな刺激となりました。
こうした経験を重ねる内に、次第に「卒業後は海外の大学で学びたい」と思いが強くなっていきました。留学を相談した際には、両親や先生、先輩方から心配や反対の声もがあがりました。また、勉強から離れていた自分にとって、決して簡単な道ではないだろうということも自覚していました。それでも、「海外で生活する」という未知の環境に飛び込む自分を想像した時に感じた“ワクワクする気持ち”が、私を前へと突き動かしていたのです。

入学時に専攻を決める必要がないこと、外国人向けの奨学金制度が整っていることに魅力を感じ、留学先はアメリカのワシントン州立大学を選びました。教育学や栄養学など、複数の分野に興味がありましたが、将来、日本で働く可能性も視野に入れ、最終的には食品科学を専攻。食品の品質管理からマーケティング手法まで、実際の食品会社の動きを想定して商品開発を行う大会に参加するなど、充実した学生生活を送りました。
現在は東京を拠点に、世界各地を飛び回る日々を送っており、体力と健康の大切さを痛感しています(笑)。また、留学生活を通して多様な文化や価値観に触れる中で、「周囲の評価に流されず、自分の軸を持つこと」の重要性にも気づくことができました。アメリカでは日焼けした肌が好まれ、日本では白い肌が美しいとされるように、評価基準は環境によって大きく変わります。だからこそ、「自分はどう思うのか」を問い続け、自ら選ぶ姿勢が大切だと感じています。
学生の皆さんも、“ワクワクする気持ち”を大切にしてください。自分の目の前にある道は、決して一つではないということ。自分にプレッシャーをかけすぎず、「楽しい」と感じる心を大切にしてください。その先に、きっと自分だけの道が見えてくるはずです。
境 佑希子さん
- 2003年度 宮城学院高等学校 卒業
- Leprino Foods 日本支部責任者
宮城県仙台市出身。高等学校卒業後、自身の中にある“ワクワクする気持ち”を大切に、単身アメリカへ渡り、ワシントン州立大学に留学。大学卒業後は世界最大のチーズメーカーLeprino Foodsに入社し、異国での挑戦を経て、2019年に日本支部責任者として帰国。東京を拠点に、韓国やタイ、シンガポールなど、世界各地で活躍している。
※本記事は「MG talk Relation vol.20」より転載