4月に3年生に進級された皆さん、いよいよ大学生活も折り返しとなりました。 ですが、当然のことながら、ここからの2年間は、これまでと同じことを繰り返すわけではありません。日々の学習もだんだんと専門的な分野が展開されるようになり、不安に感じている方も少なくないでしょう。また、サークル活動や委員会活動では、中心的役割を担う学年になったというプレッシャーもあるかもしれません。 でも思い出してみましょう。入学式の日に、どんな大学生活を思い描いたでしょうか。この大学で何を学び、どんな経験をして、卒業する時にはどんな自分になっていたいと想像したでしょうか。その皆さんの目標を実現するために、ここからの大学生活は、将来に向けての大切な時間となります。 まだ将来のことなんか想像できない、自分が何をしたいのかわからない、と不安に思う必要はありません。これまでの2年間、皆さんは「キャリアデザイン」を履修することで、しっかりと自分を見つめ、考える準備をしてきました。そして、宮城学院女子大学のキャリア支援は「誰一人取り残さない」を合言葉に取り組んでいます。その一つがこのキャリアサポートブックです。このページを開いた今日から、就職活動が完結するまでの期間、ずっと活用できる手引きとして毎年作成しています。 この冊子を読んで、まずは皆さんの就職活動を応援する「キャリア支援課」について知ってください。講義館2階のガラス張りの部屋には、いつでも皆さんを受け入れる準備をした専門スタッフが待っています。どんな些細なことでも聞いてください。まずはその不安や疑問を取り除くことから始めましょう。 そしてこの冊子を開いて、これからの就職活動の流れを把握することで、今後の見通しを立ててみましょう。まだ就職なんか考えたくない、という方も、自己分析をすることや、電話のかけ方やメールの書き方など、社会人としてのマナーを身に付けることで、新たな自分と出会うきっかけとなるでしょう。 上手に、効率的に、失敗せずに、できるだけ早く・・・などと考える必要はありません。これからのどんな経験も、決して無駄ではなく、むしろ確実に皆さん自身の力となります。学生時代の失敗や間違いは次への成長へとつながります。失敗を恐れずに、少しずつ、できることから挑戦してみましょう。 キャリア支援課は、皆さんが笑顔で社会への一歩を踏み出せるよう、しっかりとサポートすることを約束します。さあ、勇気を出して、キャリアの扉をひらいてみましょう!キャリア支援部長 丹野久美子1M1キャリアの扉をひらく!
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