「試験に合格する心理学講座」開催報告

2015/12/14 >> イベント報告

12月12日(土)に、学外(藤崎向かいANNEX多目的ホール)で「試験に合格する心理学講座」を開催しました。この講座は、心理行動科学科の教員6名が、それぞれの専門を活かし、試験に役立つ心理学を紹介するものです。

当日は、約20名の高校生や一般の方々にご参加いただき、試験に役立つさまざまな心理学の知見に触れていただきました。学術研究を通してわかっていること、日常生活に応用できることは多々あるのですが、そうした情報を一般の方々に提供する機会はあまり多くありません。今回の講座は、一般の方々に学術的知見の応用例を提供する貴重な機会となったと思います。

ご参加いただいた方からは、心理学に対するイメージが変わった、などの感想が寄せられました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

(友野聡子記)

12月の心理学コラム:祝・東西線開業!(担当:木野和代)

2015/12/10 >> 役に立つ!!心理学コラム

12月6日,日曜日。 待ちに待った仙台市営地下鉄・東西線開業日!

行ってきました!一日乗車券で地下鉄旅!

席の座り心地,立ち心地,車窓の大きさなど車内のデザイン。標高日本一の地下鉄駅となった八木山動物公園までの乗り心地。最新の地下鉄ならではの技術・工夫を探しに行こう!と思ったのです。

おおざっぱな感想としては,静かで揺れもあまり気になりませんでした。ホームと車両との隙間がすごく少ないのも安心感があります。・・・が,混雑のため,乗り心地を「普通に」味わうところまでは難しく・・・。

ちなみに,東京のゆりかもめでは,椅子の設計を工夫することにより,乗客の座り方のマナーを自然とよくする取り組みがなされているそうです。心理学とも関わりの深い人間工学の研究成果でしょう。

もう一つ。駅の案内のわかりやすさも大切です。これまでの経験から,私が迷いやすいのは,JRや南北線とつながる仙台駅。特に地上とホームの間の移動について,どこがわかりやすくて,どこがわかりにくいかを利用者目線で確認しようと思いました。

結果は・・・というと,残念ながらこちらもこの日は観察するには不向きでした。とにかく人が多くて。人の流れに乗って動くだけに終わってしまいました。。。

もう少し暖かくなったら,「東西線全駅チェック」を目標に再挑戦してきます(笑)!

速くて便利な地下鉄。安全に快適にたくさんの人の移動をサポートする。

これを作るのもヒト,使うのもヒト。そこにはモノを介したコミュニケーションがあります。

そんなことを考えながら新しい地下鉄を利用してみるのも面白いのではないでしょうか?

ホームと車輌の隙間の狭さと段差の少なさわかりますか?

八木山公園駅のホームのエレベーター。ワクワク感が高まる!?

 

 

11月の心理行動科学科

2015/11/30 >> 今月の心理行動科学科

11/14(土)推薦入学試験が行われました。

11/23(月)勤労感謝の日。仙台駅前アエル2階アトリウムにおいて「ココロサイコロ2015」が開催されました。学科の1年生が3班に分かれ、入学後から取り組んできた研究をパネル発表しました。

今回のテーマは「市街地における自転車利用の心理」・「まちなみに隠された心理を探る」・「義援金を寄付する心理 in 2015」です。

前日より8度も低い気温の中、足を止めた方に声をかけ、パネルの説明をし、質問に答え、みんながんばりました。この経験がこれからの学びに活きていくことでしょう。

11/25には仙台で初雪を観測しました。皆さん、風邪をひかないように気をつけてくださいね。

 

「ココロサイコロ2015」開催報告

2015/11/25 >> イベント報告, ココロサイコロ

今年も、学科企画展「ココロサイコロ2015」を仙台駅AER2階アトリウムにて11月23日(月・祝)に開催しました。
本企画は、学科の1年生が半年かけて研究した成果を広く一般の皆様に向けてご報告するものです。

当日は、のべ300名ほどの方に足を止めていただき、ご見学いただけました。
学生たちの発表に真剣に耳を傾け、貴重なコメントを頂きましたことに感謝申し上げます。

一般の方ばかりではなく、保護者の方、さらには本学科に来年度入学予定の高校生にも来ていただき、本学科で心理学を学ぶ1年生がどのように学びを深めているのかを知っていただくことができました。
他にも、卒業生や現2~4年生の何人かが顔を出してくれて、1年生たちを励ましてくれました。この日、前日から気温が急激に下がり、寒い中での開催となりましたが、先輩たちからのカイロやお菓子の差し入れにより、一同は身も心も温まり、いきいきと発表に臨むことができました。

学生は、主に大学で、心理学的研究の計画から実行、成果のまとめに至るまでを実践的に学びます。そうした学びの過程や成果に対して客観的な評価を受ける機会は少ないですが、今回の発表はその貴重な機会の一つとなりました。学生一人一人が、苦戦しながら取り組んだ自分たちの学びに誇りを持ち、成長できたのではないかと思います。

(友野聡子記)

11月の心理学コラム 「継続は力なり」 (担当:友野隆成)

2015/11/11 >> 役に立つ!!心理学コラム

今年もまた,ココロサイコロのシーズンがやってまいりました。2015年度も「義援金を寄付する心理 in 2015」と銘打ち,私の担当班では義援金募集活動を行いながらこれまでに蓄積してきた研究成果を踏まえた実験と調査を行いました。

 

ところで,今年度は昨年度までとは大きく異なる点があります。日本心理学会が募集していた“東日本大震災からの復興のための実践活動及び研究”への助成に,5度目の応募で漸く採択されたのです。これまで毎年応募していたのですが,毎回不採択通知が届いていたので,今年もどうせ不採択になるのだからもう応募するのを止めようかなあと当初は考えていました。しかし,諦めずに応募したところ,忘れていたころに採択通知が届きました。「継続は力なり」と言って良いかどうかはわかりませんが,これまでの活動が評価され,ちょっとホッとしています。過去に私の担当班で活動した全ての皆さんの努力が今回の採択に繋がっていると思いますので,彼女たちをとても誇りに思います。

 

なお,今回も多くの方に義援金を寄付していただきました。この場をお借りし,改めまして謝意を申し上げたいと思います。ご協力いただき誠にありがとうございました。2015年度の活動で集まった募金額および具体的な寄付先につきましては,今月23日(月・祝)に仙台駅近くのAER2階アトリウムで開催されます「ココロサイコロ2015」で公表予定です。また,我々の発表以外に「市街地における自転車利用の心理」「まちなみに隠された心理を探る」という2つのテーマの研究も発表されますので,是非ご来場ください!

2015年度の大学祭で実施した義援金募集活動では,さまざまな工夫が施されました!