塩釜(塩釜神社)

 伊勢物語第八十一段で「塩釜にいつか来にけむ 朝なぎに釣りする舟はここによらなむ」と詠まれた塩釜の景色。塩釜神社はそんな塩釜港を見渡す高台にある。


 左宮にはタケミカズチノカミ、右宮にはフツヌシノカミ、別宮にはシオツチノオヂノカミが祭られている。塩釜神社は古くから奥州総鎮守としてあがめられていたが、その起源・創設の年代は明らかではない。六国史や延喜式の神名帳にはその名はないものの、延喜式や弘仁式に「祭塩釜神料一万束」とあることから少なくとも平安時代初期には国料でまかなわれる必要のあった神が祭られていたことがうかがわれる。神社境内には志波彦神社があり、農耕守護の神として祭られている。

 塩釜市内には塩釜神社の末社、御釜神社がある。神宝として、塩を作った釜が残っており、塩の作り方を人々に教えたとされる塩土老翁神(シオツチノオヂノカミ)が祭られている。撮影は不可だが、見学することはできる。

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