多声音楽

ルネッサンス、バロック時代に宗教音楽を中心として隆盛を極めたポリフォニー(多声音楽)は、その後の時代においても重要なスタイル、音楽語法の一つである。西洋の音楽大学において、作曲科以外の学生に対しても、対位法(ここでは「多声音楽」)は和声、作曲と並んで必ず課せられる音楽理論関係の科目である。
授業では与えられた定旋律に対してフーガ、ミサ曲などのアナリーゼ、様々なスタイルのポリフォニーの鑑賞、実習を行い対位法技法の理論を深める。授業の締めくくりとして、インヴェンション、フーガ、2,3声の合唱曲等各自の興味に応じて短い多声音楽を作曲し、試演する。