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File No.22 可沼 美沙 さん |
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年齢 20代 |
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在学中の専攻 ピアノ |
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仲間と一緒に音楽を学ぶのが楽しかった学生時代。試験が近づくと、本番で緊張しないように、友達同士集まって弾き合いをしたり、お互いの演奏を聴きあいながら刺激を受けたり・・・・共に苦労しながら励ましあって過ごした日々が懐かしいです。
門下生が集まって行われるクラスレッスンでは、演奏するだけでなくお互いの演奏についてのコメントを求められ、先輩に対して意見を言うことに最初は抵抗を感じたりしたのですが、外国で生活するようになって、自分の意見を主張することの大切さがよく分かりました。
入学当初から、卒業後は外国に留学したいと考えていたのでザルツブルクの夏期講習会に参加したり、ドイツ語を習ったりとそのための準備を進めていました。
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卒業後ドイツに留学し、2001年から3年半ワイマール・リスト音楽院のピアノ科で学びました。そこでディプロムを取得後、ライプツィヒ音楽大学の大学院伴奏科に入学し、室内楽や声楽の伴奏を専門的に勉強しました。
留学先としては、もともとはフランスに憧れも抱いていたのですが、大学在学中に師事していた先生がドイツに留学していたということもありましたし、その先生の勧めもあって、自分の音楽にあった先生と出会うことができました。よい先生と出会えたことで、さらによい勉強ができたと感じています。
実際に外国で生活してみると、やはりタフさが必要だ、と実感します。健康面でも、精神面でも!もちろん言葉は一番大切ですよね。
様々な国の人達と一緒に演奏する機会が多くありますが、国民性の違いが演奏にも現れる、と常に感じます。日本人の演奏はきちんとしているし、ラテン系の学生の演奏は明るく、また、フランス人の演奏はまるでフランス語のメロディのように流れるように感じるのです。
私自身は、もともと控えめでおとなしい性格だったのですが、こちらに来て、ずいぶんと自分を主張できるようになりました。音楽も少し変わったかな、と思います。ドイツ語が理解できるようになったので、ドイツ物の作品は演奏しやすくなりました。
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2006年6月に卒業し、長い学生生活に終止符を打ちました。10月からはライプツィヒの音大で伴奏者(コレペティ)として仕事を始め、新しい生活がスタートしたところです。
私の仕事は担当学生と毎週伴奏合わせをして、彼らの専攻レッスンやコンサートで弾くことです。合唱、ヴァイオリン、ファゴットなどの伴奏をしています。
伴奏をすることは昔から大好きでした。色々な楽器・歌手と音楽ができる今の仕事を楽しんでいます。
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最も好きな歌の伴奏の分野では、台湾人のソプラノ歌手とこの2年来、デュオ・パートナーを組んでおり、様々なプロジェクトに取り組んできました。2006年9月、ドイツ・シュヴェリンで行われたコンクールのリートデュオ部門で優勝、並びに2つの特別賞を獲得することができました。
3月に仙台でドイツ歌曲リサイタルを開催し、これまでの留学の成果を聴いていただきたいと思っています。
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在学生のみなさんへ・・・
音楽家として仕事をして生計を立てていくことは大変だけれども音楽という専門分野で目的を持って勉強することは素敵なこと!“こうなりたい”という将来の夢がある人は、早くからそれに向かって準備をしてこつこつと努力すればきっと近づけるでしょう。ぜひ頑張ってください♪
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(3月のリサイタルで一緒に演奏する仲間とともに)
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お知らせ・・・
リサイタル 「ドイツ歌曲の夕べ」
ライプツィヒで出会った仲間たちとともにシューマン・メンデルスゾーン・そしてゲーテの詩による歌曲をお話と字幕付きでお届けします。
2007年3月7日(水)19時より
仙台市太白区文化センター 楽楽楽ホール
出演:
ペイイン・リー(ソプラノ)
トビアス・ベルント(バリトン)
可沼 美沙(ピアノ)
プログラム:
メンデルスゾーン 「歌の翼に」「魔女の歌」
シューベルト 「野ばら」「魔王」
ヴォルフ 「アナクレオンの墓」「フィリーネ」など
お問い合わせ先:
022-722-6936(可沼)
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