File No15  鶴田 美奈子さん

  年齢  40代
  在学中の専攻 ピアノ  



14歳の頃から、一日も欠かさず日記を書いています。大学生の頃の日記を読むと、5ミリぐらいの小さな字で毎日びっしり書かれていて、今よりも昔の方が物事をよく考えていたのだ、と感心します。自分の日記から学ぶこともありますね。

「音楽史」の授業では、どんなにがんばってもいい点が取れなかったり、副科の声楽では、絶対に音痴だと思っていた友達が自分より高い点数を取っていてショックだったことなど、懐かしい思い出です。


卒業後、旧東ドイツのドレスデンに留学しました。いぶし銀のような、どっしりとした質感のある音楽、そんな東ドイツの音色に魅せられて、学生時代から、卒業後に東ドイツへ留学する準備を進めていました。

ドレスデンに行ったのは1989年1月でした。昭和から平成に変わった年です。この年、ドイツではベルリンの壁が崩れ、社会主義体制が崩壊しました。あの混乱の中で過ごしたことは忘れられない出来事です。

ドレスデンでピアノを、その後、旧西ドイツのフライブルグでチェンバロを学びました。今でもまだ、ピアノとチェンバロを弾いています。現在はドイツを本拠地にして、ヨーロッパを中心に演奏活動を行っています。


在学生のみなさんへ・・・

基本的に最後の一分一秒まであきらめないことが大切だと思っていますが、逆に、押してだめなら引いてみると、より効果が出る時もありますね。
演奏には普段の生活態度が出ます。
具体的なところでは、一日の練習時間のなかで、レパートリー曲(ソロ、コンチェルト、室内楽)や、これからやってみたい曲などの練習に毎日1.5時間ぐらいかけてみると実力がついていくと思います。

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 おしらせ・・・

ファンクラブが発足しました。
「つるちゃんファンクラブ」といいます。

ナクソス・レーベルより、CDが発売になりました。
「Minako Tsuruta :
Klavierwerke der Bach-Sohne」
W.F.Bach, J.C.F.Bach, J.C.F.Bachの作品
Cat.No. 8.551254
(ドイツにて発売)

また、月刊誌「レッスンの友」11月号から、エッセイ「つるちゃんちのキュッヒェ in ドイツ」と題して、連載がスタートしました。

(2006.11.24更新)


CDは、ナクソス・レーベルより、バッハとその息子たちの鍵盤楽器の曲を中心にしたアルバムを録音、リリースしています。

メルマガでは基本的に仕事のことは書かず、エッセイとレシピ(料理が好きなので)が中心です。何回かにわたって、“つるちゃんのルーツ”として、学生時代のことも書いています。
(『つるちゃんちのキュッヒェ in ドイツ』のキーワードで検索し、アクセスしてみてください。)