現在は宮城県内の中学校で教員をしています。生徒たちとは共に音楽をする、そういう姿勢で向き合っています。音楽することが生活の中心だった学生時代とはちがいますが、音楽はあの頃より好きかもしれません。
最近、教え子が在仙のバンドで活躍しています。ドラムを担当しているんです。子供たちは私を超えてどんどん大きくなりますね。
もともと教員という仕事はあまり好きではありませんでした。えらそうだし、いばっている印象があったから。でも今は少し変わってきています。光のあたらない子供に光を当てる役割、笑わない子に笑顔を作ってあげる役割、そんな風に子供たちと関わりたいと思っているし、そんな先生がいてもいいんじゃないか、と思うようになりました。やっと自分の進路が見えてきました。見えてきたのはまぎれもなく子供たちのおかげです。
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