授業科目名

基礎演習

担当教員名

J.F.モリス

単位数

2

開講期間

前期

開講学科・

学年・クラス

E・JL・DS1

テーマ:国民国家の誕生と多文化共生社会

 

 

授業内容

 

授業内容オリンピックやワールド・カップで皆が熱烈に応援する「ニッポン」は、いつできたのだろうか。「国民」が自分のアイデンティティーのよりどころとする「国家」は「国民国家」と呼ばれるもので、18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで生まれたとされ、「国民」のいる「日本」は、明治維新以降にできたのです。

 授業では、ドイツ、フランス、イギリスのそれぞれの「国民国家」の誕生過程をみて、国家と国民が一様に存在しないことを確認した上で、多文化共生社会とは何かについて考えることにする。

 

 

評価の方法

期末レポート 80%、 授業参加 20%

 

 

教科書

谷川稔著『国民国家とナショナリズム』 山川出版社、1999

 

参考書

 

 

その他: 

 

 

 




           

授業科目名

国際文化演習

担当教員名

J.F.モリス

単位数

4

開講期間

通年

開講学科・

学年・クラス

IS3

テーマ日本文化論 私の視点

 

 

授業内容 このゼミでは、自分が「日本文化論」について、自分の視点を形成していくことを目指す。そのためには、次の手順で学習を進めていくことにしたい。

1)「日本文化論」を考えるためのいくつかの理論や考え方を教師が紹介し、文化現象の裏に隠されたさまざまな意味とメッセージについての理解を深める。

2)授業中の議論やフィールド・ワークを通して、自己表現力を高めるとともに、理論を具体的な問題に応用する能力を高める。

3)レポート執筆を通して、表現能力をさらに高めるとともに、文献やメディアを駆使して、自分の疑問に答えられるために必要な情報の収集と整理脳技術を学ぶ。

 

 

「日本文化論」のテーマとして、各自の問題関心に沿って、自由に設定しても良い。過去の例として、着物と日本文化(県内および京都にて調査)、祭りと地域社会(岩手県室根村および仙台市内にてフィールド・ワーク)、日本の近代化(山形市にてフィールド・ワーク)、従軍慰安婦(東北大学の研究会参加、など)、日本人の民族意識(アンケート調査)、戦争体験(聞き取り調査)、少子化社会の原因(アンケート調査)、在日外国人(聞き取り、アンケート調査)、成人式(成人式の歴史についてはじめての本格的研究)などがあった。自分の身の回りをよく観察すると、現代の社会問題や文化現象について、自分の卒論で他にはない、まったくのオリジナルな研究をすることができる。自分の素朴な疑問や体験から発した自分だけの視点を見つけ出し、育て上げ、オリジナルなデータに基づいて論文として形にしていくのが「日本文化論ゼミ」の醍醐味である。

 

 

評価の方法前期・後期に、各自の研究対象に関するレポートを2回提出させ、これを評価する。

 

 

 

 

教科書:指定なし

 

参考書:随時紹介

 

その他年に数回、フィールド・ワークがあるので、交通費などに多少の費用がかかる。



           

授業科目名

国際文化基礎演習

担当教員名

J.F.モリス

単位数

2

開講期間

後期

開講学科・

学年・クラス

IS1

テーマ:日本とアジア 

 

 

授業内容: この授業では、大学での勉強に不可欠の考える、調べる、議論する、書くと言う基本的スキルを、アジアに対する日本の侵略過程の歴史という具体的な問題を取り上げることを通して育てることを目的とする。

 具体的な題材・テキストとして、日本のアジア侵略の過程を日清戦争から第2次世界大戦(太平洋戦争)の終焉までを論じる小林英夫著『日本のアジア侵略』を読む。授業ではこのテキストの要約から始まり、まず、「文章を読む」という能力から「文章を書く」という能力を伸ばす。次は、テキストを拠り所に自分で調べたいテーマを決め、自分で「考える」という作業に入る。

 この「考える」という作業を裏打ちするために、図書館およびインターネットの効果的な使い方を学び、実践した上で自分で情報収集をしてもらう。集めた情報を元にして、授業で小グループに分かれて議論や発表をしてもらい、議論と発表の仕方を学んでもらう。最後に、授業の仕上げとして自分の学んだことをレポートにして、体系だった説得的な文章の書き方を学ぶ。

評価の方法:授業中発表20%、期末レポート80% 

 

 

 

教科書:小林英夫『日本のアジア侵略』山川出版社、1998

 

 

参考書

 

 

その他

 

 




           

授業科目名

特殊研究(日本文化論)

担当教員名

J.F.モリス

単位数

4

開講期間

通年

開講学科・

学年・クラス

E・JL・M・FN・LC・DS34

テーマ:日本の戦争責任 と従軍慰安婦問題

 

 

  日本の戦争責任をめぐる2冊の対照的な本を前期・後期に分けて読み、それぞれについてレポートを書く。前期は、慰安婦問題について、日本には落ち度はないという基本的なスタンスをとる秦郁彦著『慰安婦と戦場の性』を読む。後期は、逆に従軍慰安婦問題を国際法違反であるという立場をとる吉見義明著『従軍慰安婦』をよむ。同じ減少を扱いながら思想的・政治的立場のまったく異なる著書を二つ読み比べることによって、日本の戦争責任についてより多角的な視点を養うだけではなく、文献を読む批判的な思考力を身につける。

評価の方法:前期・後期に期末レポート 各2,000

 

 

 

教科書:前期:秦郁彦著『慰安婦と戦場の性』(新潮選書、新潮社、1999)
    後期:吉見義明著『従軍慰安婦』(岩波書店、岩波新書3841995年)

参考書

その他:授業参加として毎回、テキストの該当部分を要約してくることを求められる。

 

 




           

授業科目名

日本の文化と社会

担当教員名

J.F.モリス

単位数

4

開講期間

通年

開講学科・

学年・クラス

IS2・3

テーマ:「日本文化論」から日本の社会を考える

 

 

授業内容:日本の文化と社会について考える糸口として、「日本」・日本人」「文化」とは何か、身近な例を採用しながらそれぞれの言葉の意味と、そこに隠された含意について考えることにする。授業は、次のテーマに沿って進める。

前期「

1)国民国家論から「日本」を見る

2)人種・民族論から」日本人」をみる

3)「伝統文化」の形成

4)日本人論と文化ナショナリズム
5)エスニシティとナショナリズムの社会理論
6)自民族独自論の比較 (1)
7)自民族独自論の比較 (2)
8)日本人論
9)日本人らしさの言説の「人種的」思考

後期 

1)民族問題と在留外国人

2)伝統文化の描写 アメリカ映画いにおける「日本」

3)文化遺産そのT 仙台城本丸の保存運動

4)文化遺産そのU 仙台における景観と文化遺産の活用

授業では、在留外国人としての経験や、東北地方の歴史研究や文化財保護に30年間携わってきた教師自身の視座から眺めた場合に「日本」と「日本文化」がどう見えてくるか、一緒に考える作業を重視する。

評価の方法:前期・後期の期末レポート 各2000字

 

 

教科書吉野耕作『文化ナショナリズムの社会学 現代日本のアイデンティティの行方』名古屋大学出版会

 

 

参考書

 

その他

 



           

授業科目名

日本の歴史

担当教員名

J.F.モリス

単位数

2

開講期間

後期

開講学科・

学年・クラス

IS1

テーマ日本国家および日本文化の近現代史

 

 

授業内容

 「日本人」の祖先は、江戸時代の士農工商だった。「日本語」のルーツは、江戸の旗本言葉だ。今「常識」となっている「日本国」・「日本語」・「日本人」、そして「日本文化」は、固有の「古い伝統」に基づくものである以上に、明治維新以来新たに創出された存在だ。しかも、これは日本に限られた現象ではなく、世界中の国家・国民・国語などについて基本的に共通して言えることだ。「日本」が創出される過程を検討することを通して、しばしば主張される日本の「特殊性」がもつ世界史的な普遍性を検証する。

         授業の内容は、次のようにする。

       T 政治史 「日本」という枠組みの形成と変遷

U 文化史 「日本文化」の創出

V 社会史 「家」から「家族」へ

 評価の方法

 

 

 

 

 

 

評価の方法期末試験100% 但し、出席回数不足の場合、不履修とする(『学生便覧』参照)

 

教科書:指定なし

 

 

参考書高校の日本史および社会の教科書

 

 

その他

 

 



           

授業科目名

日本文化論

担当教員名

J.F.モリス

単位数

2

開講期間

前期

開講学科・

学年・クラス

IS1

テーマ「日本文化論」 − 日本はいかに語られてきたか

 

 

授業内容

 

 「日本文化」を語ることによって、日本人が自分たちのアイデンティティを求めてきた。しかも、「日本文化」として語られる内容が画一的なのに、その良し悪しの評価が時代とともに大きく揺れてきたものだ。授業では、「日本文化論」のいくつかの例を紹介して、日本文化論がなぜ語られるかについて考える。

T 日本の文化と「日本文化論」の違い

U 「日本文化論」の名著 『菊と刀』

V 縦社会論 中根千枝の日本文化論

W 甘えの構造 土居健郎の日本文化論

 X 逆外圧 E.ヴォーゲルのジャパン・アズ・ナンバー・ワン

Y 「日本文化論」の否定 H.ベフ氏の場合

 

 

 

 

 

 

評価の方法期末試験100% 但し、出席回数不足の場合、不履修とする(『学生便覧』参照)

 

教科書:青木保『日本文化論の変容』(中央公論新社)

 

 

参考書

 

 

その他