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ホームカミングデーのご報告



同窓会前会長 鈴木 知


 青葉の緑が美しく、キャンパスは創造主のみ手に成る自然の恵みに心憩うこの頃でございます。

 
 去る五月十九日のホームカミングデーは本拠地である母校内において、同窓生、ご来賓、ご招待者合わせて300名余の出席で盛会裡に無事終了致しました。

 
 現会長任期満了にともない総会において新会長齋藤惠子様他新理事九名の方々の紹介があり、新会長よりの誠実な力強いお言葉に一同希望に満ちてお迎え致しました。また決算予算その他の議事が承認され2002年度の事業が始まりました。 

 全員で礼拝をささげ、宮城学院宗教総主事大沼隆先生による「神の前に豊かに」と題するメッセージで「人の存在、人の命について二つの見かたがある。自分はどういう存在か、または何を成したかということである。また人間は所有すること 持つことの量如何をもって幸福のはかりとする。しかし、イエスはルカによる福音書十二章十三節以下にある貪欲に遺産の分配を欲する一人に『人のいのちは持ち物にはよらない』と明言された。そして一つの譬話の中で『ある金持ちが豊作の収穫をおさめるため現在の倉をこわし、より大きな倉を建て長年分の食糧をたくわえて、自分の魂に、安心せよ、楽しめ、と豪語したがその魂はその夜のうちに取り去られる運命にあった。このように自分に宝を積んで神の前に豊かにならない者の存在は空しいのである』とイエスは言われた。宮城学院に学ばれた方々は、神の摂理の中で命を受けた存在であることを告げられ、人は何ものであるかを学ばれたはずである。何を成したか、何を獲得したか、何を所有したかではなく、自分に与えられた可能性を精一杯活かすことが人のあるべき形であることを悟られたことである。あなたがたの心のある所に真の富がある。だからイエスの言われたように富を天に積みなさい。そのことが、神の前に豊かに生きることである」と説かれ一同またあらたに心の眼を開かれた思いに満たされました。

 
 懇親会で顧問の先生方より、嬉しいお言葉を賜り、恩師の先生方、ご来賓、ご長寿の同窓生の皆様との暖かい交流を楽しみました。


 また中学・高校ハンドベルOG会の同窓生による「主われを愛す」他の親しみ深い曲の演奏と全員の「ふるさと」合唱の共演で心和みました。


 どうぞ、当日の様子をご想像下さいませ。