最優秀賞(1作品)

小出 彩未

小出 彩未

私の家では紙マスクを洗って使い回します、紙マスクなのでボロボロになって洗うのが面倒だったりします。マスクを付けると肌が蒸れて、外に出たらアルコールで手が荒れるそんなお出かけする前の憂鬱な場面を撮りました。

選評

「干されているマスク」に過ぎないものが創り出す不思議な世界。
壁面にあたっている斜めの光がマスクには半逆光線となって、シルエットとハーフシルエットの重なりを生み出し、何か非現実的な空気感とリズム感を醸し出している。そこに人の手が絶妙の角度に入ってくることにより全体に動きと生命感をを与えている。
コロナ禍の「憂鬱な場面」を写していながら、それを柔らかくユーモアのある世界へと
昇華させており、また家族の温かさも感じさせる作品でもある。
モノクローム的な表現も大変印象的である。
(株式会社東洋写場 代表取締役社長 後藤浩策)

優秀賞(2作品)

仁王 愛梨

仁王 愛梨

この写真を撮ったのは、背景からも分かる通り初夏でした。外出自粛が広く呼びかけられていて、学校のオンライン授業が始まった頃です。慣れない授業に疲れを感じていた中で、母と庭でメダカの世話をする時間が私の心身を癒してくれました。メダカの水槽の近くに飛んできた蛙を、スマートフォン片手に夢中で追いかけました。フェンスの裏に隠れてしまいましたが、「ハイ、チーズ」と言うと、顔を出してくれました。

選評

いつ終わるとも知れない「ステイホーム」の疲れの中で、作者の心を癒してくれる自然。
そこに飛び込んできた愉快な訪問者。
構図、シャッターチャンス、露出とも的確であり、真四角な画面、緑の基調色も効果的である。「うんざりする」時間の中に吹き込んだ一陣の涼風のような瞬間であり、それを逃さずスマ-トフォンで撮影した作者の反射神経も素晴らしい。
テーマを踏まえたユーモラスな表現が秀逸である。
(株式会社東洋写場 代表取締役社長 後藤浩策)

吉谷 はな

吉谷 はな

下校時間になり、戸締りをしようとカーテンを開けた先にあった景色です。自粛期間を経て通常の学校生活を送るようになった私にとって、この時間まで勉強をするのに正直うんざりしていたのですが、そんな矢先に出会ったこの景色に心が浄化されたのを今でも覚えています。この景色を毎回独り占めできるなら、私は喜んで下校時間まで勉強するでしょう。

選評

遅くまで教室に残っていてふと見上げた時に見えた、窓の外に広がる美しい世界。それによって作者は鬱屈した心が洗われるような感動を覚えた。
その感動が素直に伝わってくる美しい作品。
教室の中の明るい部分から暗い部分への光のグラデーション、窓の外の空のオレンジからブルーへの色彩のグラデーションがこの作品に深みと抒情性を加えている。
構図、露出とも的確でありこの時間帯の空気感をよく伝えており、その空気感は作者の柔らかい心と共振しているかのようだ。
(株式会社東洋写場 代表取締役社長 後藤浩策)

特別賞(6作品)

加藤 唯花

加藤 唯花

この写真は雪が溶けて、そのしずくが凍って氷柱になっているところを撮った1枚です。この写真を撮った理由は、家の中から外を見てたらいい感じの大きい氷柱があり雪が静かに降っていてこれを一枚にしたいと思い、撮りました。この写真のポイントは、氷柱にピントを合わせ、降っている雪が背景になるようにすることで、冬を感じられる写真にできました。

選評

雪を背景にした氷柱しか映っていませんが、雪がしんしんと降り続けた夜明けの景色、キリッとした冷たさが伝わってきます。雪をテーマにした応募作品が多かったなかで、構図がうつくしく、視覚を通して時間の流れや身体感覚を刺激してくれたこの一枚を「私のお気に入り」として選びました。
(生活文化デザイン学科 教授 厳爽)

松永 幸樹

松永 幸樹

新型コロナウィルスの影響で私の通う学校の視聴覚ホールに一定の間隔を保つようを促すプリントが貼られました。規則的に貼られたプリントとコロナに対して歯向かうことのできない人間の無力さに似たようなものを感じる。

選評

いつ終わるかわからないパンデミック。しばらくはバツ印の残るこの視聴覚ホールの光景に、いままでと変わらない明るい陽が差し込んでいる。作者の意図とは裏腹に、このパンデミックはいつかは必ず終わる、そんな希望を感じさせる1枚です。
(生活文化デザイン学科 教授 本間義規)

井手 聡子

井手 聡子

コロナ渦でおなじみのオンライン授業を受けようと、勉強場所のこたつに向かうと定位置に先客が…。のいて~と言うと上目遣いで何かを訴えてくるので毎回かわいさに悶絶。うんざりするステイホーム期間の中で見つけた身近な安らぎでした。

選評

オンライン授業の「大敵」ですね。
可愛くって、啼いたりしないかハラハラしたり、うんざりしたりもするけれど、一緒に学んでいきましょう。
(生活文化デザイン学科 准教授 佐藤芳治)

川村 春花

川村 春花

ステイホーム中に人が少なくなった近所(もともと少ない)の公園へ。子どもたちのいない公園を独り占めして。

選評

ステーホームが続いてうんざりしている中、外で過ごしたい気持ちが伝わります。滑り台に座るのはコロナ禍で人がいなくなった状況を表現していて、共感しながらもこんなところに座っているのはどうして?と聞きたくなりました。
(生活文化デザイン学科 准教授 須田眞史)

鈴木 加奈

鈴木 加奈

コロナ禍で不安な日常でも、未来を見つめる瞳…なのか今日の夜ごはんのことを考えているのか。わからないけど、真っ直ぐでたくましい表情は未来への期待を感じます。

選評

コロナ、不安、うんざり、そんな日常を飛び越える力強い眼差しに拍手
(生活文化デザイン学科 教授 安田直民)

海野 礼夢

海野 礼夢

寮に住む私達はコロナウイルス感染対策で朝昼晩、無言でご飯を食べています。仕方がないとはいえ、みんなでわいわいご飯が食べられる日が早く来てほしいです。

選評

黙食という言葉ははじめて聞きました。コロナ禍ならではの新語ですね。
学校の食堂は食事したり勉強したりみなでワイワイがやがやする場所でしたが、いまでは黙って食事することが求められており、憩いの場ではなくなっています。
様変わりの様子が撮影者の気持ちとともによく表れていると思いました。
(生活文化デザイン学科 准教授 藤田嘉代子)

※入賞者には賞状と副賞を別途送付いたします。

応募作品一覧

西村 洋子

西村 洋子

学校の屋上の屋上緑化の草の上で撮影しました。いつもの景色に、風車とシャボン玉を足しました。いつもよりにぎやかになりました。空が青ければもっと良かったと思いました。

大堀 有由花

大堀 有由花

苦手な化学とにらめっこ。休講期間中は毎日机とにらめっこ

渡邉 碧

渡邉 碧

東京都八王子市にある JR 中央線の踏切で撮影しました。写真に写っている車両は、全車両二階建の車両で朝の通勤輸送で多くの乗客を一気に快適に運べます。それもあり土日の行楽列車にも充当されます。そのため写真の運用は土日の行楽輸送でした。これから山を登る感じなので一気に運びながら登るのは大変だなと思いました。

神原 乙葉

神原 乙葉

友達をシャボン玉と太陽を入れて撮りました。

関 玲翔

関 玲翔

いつも通学する道中に、雪が積もっていて、小学生の頃は雪が嬉しかったけど、高校生になって、雪がうんざりするなぁと思うようになったので、撮りました。

布施 初音

布施 初音

学校の屋上にある屋上緑化の上でクリスマスグッズを並べて撮影しました。水晶玉を通して撮影しました。面白い写真になりました。殺風景が華やかになりました。

藤澤 野乃花

藤澤 野乃花

愛犬のコタツに入る姿です。
この時期は気付いたらコタツにいてよく脱水症状になりかけています。そうなる前に出たらいいのに、いっそ入らなかったらいいのにと思います。
また、家のコタツは小さいのに人間よりも早く、場所も広々ととって爆睡をかまします。正直受験勉強したくても犬にさせてもらえないので寒い中しています。。辛い。。そして足が出てるのもまた憎い。。寒いのもわかるけども、、。

水野谷 樹里

水野谷 樹里

この写真は、放課後に屋上でシャボン玉をしながら撮影しました。このときは、シャボン玉の準備をしているところを撮りました。

薄尾 陸矢

薄尾 陸矢

毎日家で勉強していて見飽きた机の上の景色です

伊勢田  咲来

伊勢田  咲来

学校で撮影した公衆電話です。
昔では連絡をするのに活躍した公衆電話ですが、
今では携帯電話が普及したため使われる機会がめっきり減ってしまいました。公衆電話も使われなくなってうんざりしていると思います。

佐々木 来実

佐々木 来実

雪かきをしている自分の父親の写真を撮りました。家族のために力仕事をする父の、力強い写真が撮れました。また、この日の前日に大雪が降ったこともあり、いつもよりも雪の量が多く、とても大変そうでした。今回のテーマは『うんざりする景色』ということで、自分の中でうんざりする風景とは何だろうと考えた結果、大雪でうんざりしながら雪かきをする様子を思いついたので、写真を撮らせてもらいました。

本間 柚葉

本間 柚葉

この写真は雪の多さで車が走りにくくなっていたり、歩くのが大変だったりすることを表したものです。この写真を撮った理由は、冬はスキーをしたりして雪があるからこそ楽しいことをできる嬉しさもありながら、雪が多いことで移動が不便になるなど大変なこともあると思い、それを写真に撮りたいと思ったからです。

宮本 くる海

宮本 くる海

家の近くにある自動販売機に飲み物を買いに外に出てみたら想像を絶する程の大量の雪が積もっていて、去年と比べると圧倒的に雪が多くて改めて雪があることへのうんざりさを実感しました。急いでいたため雪が積もってることを知らずに靴ではなくサンダルで外にでてしまい思い切って雪山をまたごうとしたら雪が沢山入ってきてしまっていつもならなんの問題もなく自動販売機を利用できるのに雪のせいでとてもうんざりした気持ちになり雪の不便さを再確認しました。

渡邉 留唯

渡邉 留唯

朝起きて窓の外を見てみると、去年とは比べ物にならないほどの雪がたくさん降り積もっていました。車は雪に埋もれ、小屋の屋根にもこんもりと積もっていました。家族みんなで雪かきをすることになってやり始めてみたものの、雪の量が全然減っていないように見えました。雪かきをする家族が雪に対して「うんざり」しているように見えたのでこの瞬間を狙い、写真に収めました。

安藤 美咲

安藤 美咲

放課後、積もっていた周りの雪を撮りました。普段は灰色の道が白い雪に包まれ、とても歩きにくく、うんざりするほど。しかし、いつしかこの雪が無くなってしまうと感じ、視点を変えてこの人がいない、雪が溶けることが寂しい景色にしてみました。

門谷 有理

門谷 有理

今年の冬休みは例年にないほど雪が降り、普段なら気分が上がるのですが筋肉痛になるほど雪かきをしてうんざりしたのでこの写真にしました。

金 優亜

金 優亜

私はこの光景を見てとてもうんざりしました。なぜなら車が埋まるぐらいの大雪が降っていたからです。見た瞬間に雪かき大変そうだなと思いました。それと同時に登校下校の時も歩きづらいんだろうなとこれからのことを思うとうんざりしてしまいました。その後、案の定、電車が止まってしまい学校へ来られない人が出てきてしまったりして、やはり大雪の力は尋常ではないと改めて思いました。

島野 結

島野 結

これは祖母の家に行った時の写真です。まだ酒田ではあまり雪が降っていなかったので、山の方にある祖母の家にスニーカーで行ったら、大雪でスニーカーでは玄関までたどり着けませんでした。靴の中に雪がたくさん入ってきたりとても大変で、改めて自然の厳しさを実感しました。靴が濡れてしまって、帰るまでに乾かすのに必死でした。そんなうんざりした風景です。

本多 千愛

本多 千愛

この写真は先日姉と弟といとこと雪遊びでそりをしていた時、いとこがそりを持って山の上まで上がってきたのですが、そりを離してしまいまた取りに行かなければいけなくなったという写真です。
私はこれを見て、せっかく登ってきたのに、その道を降り、また登ってくるという面倒くさいことをするということに対して、うんざりするなあ…と思いこの写真を撮りました。

髙橋 恒成

髙橋 恒成

冬に車を走らせていると見えるこの景色、私達雪国の人間から見たらこのような景色はもう何年も見ている見慣れた景色だが、いつまで経っても先が見えない景色に私はうんざりとする。私はこの写真を今のコロナ禍と当てはめ、どちらも先の見えない景色であり、この白い景色も「これ以上進むな、良いことは無いぞ。」とまるで私達を止めているように見えた。この先の見えない景色は一体いつ明けるのだろう …..

石山 尊大

石山 尊大

うんざりする写真ということで今回は雪をテーマに撮影しました。去年はあまり積もらなかった雪ですが、今年は電車も運休するほど積もっており、風景を見ただけでもうんざりするし、これから雪かきを手伝わなきゃいけないことを考えると、もっとうんざりします。こころなしか、写真の真ん中にいるお地蔵様もうんざりしているように感じたので、雪かきの風景ではなく積もっている雪をメインに撮影しました。

鈴木 結生

鈴木 結生

今回私が見つけたうんざりする景色は、「冬休みの宿題」です。もうすぐ短い冬休みが終わりそうなのに、沢山の宿題が山積みになって机の上に広がっていたら、誰でもため息をつきますよね。宿題の中でも英語にした理由があり、英語は日本語に直して理解してから問題を解かなければいけません。さらに、今回は長文、永遠に続くようにも感じれます。モノクロにすると白い紙に書かれた黒字の英語はより一層引き立って見えると思います。

渡部 穂ノ香

渡部 穂ノ香

朝起きていつものようにカーテンをめくる。しかし見えるのは暖かい日差しではなく、寒さで曇った窓、そして予想以上に積もった雪。寒い中スカートをはいて通学しなければならない女子高生からしてみれば、うんざり以外の何物でもない。

西形 あすみ

西形 あすみ

自宅の玄関のドアは私が1番うんざりする景色です。何度も見てきて、特に朝のこの景色が苦手です。また一日が始まってしまう、憂鬱な空気でこのドアを開けます。この写真も朝学校に行く前に急いで撮りました。切迫した空気感でリアルな写真が撮れたと思います。

大金 雅海

大金 雅海

私は、すごい勢いで雨が降った後の虹を撮りました。うんざりするような強い雨の後にこのような虹が架かっていると、重い気持ちが一気に晴れ晴れしくなります。ポイントは青空と、濡れた地面が写っていて、対照的な風景になっているところです。憂鬱なことがあっても、自分の力で立ち上がらなければいけません。虹はそんな背中を押してくれると思いました。

藤川 咲麗

藤川 咲麗

毎朝、朝食を摂りながらダイニングテーブルから見える朝日です。天気が良い日、曇っている日、同じ太陽でも色々な顔があります。今、世の中はコロナ禍で私たちの生活は制限があります。でも、夜明けの来ない朝は決してなく、いつか必ずこの太陽のようにコロナ禍にも、夜明けが来て日常を取り戻すことが出来ると信じています。今だからこそ私は、毎朝、この太陽を見てパワーをもらっています。

吉田 琉里菜

吉田 琉里菜

35年ぶりという大雪にみまわれ、降り積もった大量の雪にうんざり。
雪に残る足跡の深さに、またうんざり…
でも、その足跡の奥に透きとおるようなキレイ水色を見つけ、心が少し癒やされました。

前田 帆南

前田 帆南

留学に来て3ヶ月、未だに得体の知れないウイルスの所為でオンライン授業が続き、気分が沈む日も多かったが、毎朝洗面台へ向かう前にこの汚い靴をみるだけでふと笑みが溢れた。靴の置き方ひとつで 4 人のルームメイトの個性がこんなにも出るものなのだ。靴は日常を支えてくれる一方で、刺激的な生活に導いてくれる扉ともなりうる。いつか彼らを日常から抜け出したもっと広い世界にも連れて行けるようにという願いを込めて撮った。

柿野 もこ

柿野 もこ

朝の匂いがする空気 大きなあくび 身支度
飽きるほど繰り返した 休日
何も変わらないようで 少しづつ変わっていく
狭間にわたしたち

薄上 冬花

薄上 冬花

この写真は夏風邪を引いた時に部屋から撮った写真です。寝飽きたため外に散歩に行きたいのに体がだるいため仕方なく網戸越しに撮りました。
夏風邪を引いた時のうんざりする感じ、夏の夕方独特の寂しい雰囲気が出る様セピアにしました。

穗島 ゆい

穗島 ゆい

部活の試合会場で、帰り際にふと空を見ると雨上がりの大きな虹がかかっていてとても幸せな気持ちになった

衛藤 璃奈

衛藤 璃奈

浅草寺で撮った1枚。新型コロナウイルス流行り始め、人混みが怖く雷門前で写真を撮らず近くにあった誰もいない違う入口から撮った1枚。謎の異世界感。コロナウイルスにはもううんざり。。。

魚地 妃夏

魚地 妃夏

ある日の16時半頃に、ヒヨドリが家の前の電柱にとまっていることに気づいた。観察してみると、そのヒヨドリは家の庭に糞を落とし始めた。次の日も、その次の日も、同じ時刻になると必ずヒヨドリは電柱付近にとまり、うんざりするほど庭に糞を落とし続けた。鳥のトイレ事情を眺める毎日は、ステイホームならではの体験だと思った。夕焼けが始まった美しい空を背景に、相変わらず糞を落とし続ける鳥が滑稽だったため写真を撮った。

金野 美耶

金野 美耶

入学して学校に慣れ始めた頃に撮った写真。
毎日歩いていてうんざりするような通学路でも、上を見上げれば桜が咲いているかも知れないし、下を見れば蟻が一生懸命食べ物を運んでいるかも知れない。うんざりするような風景や日常に見えても、見方を変えてみれば、ちょっとだけ、素敵な日になるかもしれない。

岡本 和子

岡本 和子

ある日ふと庭の落ち葉を掃除する祖母の背中を見ると曲がった腰に降ってきた落ち葉を見つけた。落ち葉を拾ってる祖母には少し皮肉のようだが、落ち葉が降って背中に付くほど祖母は腰を曲げて拾ってくれているのだと思うとありがたく感じた。

田中 さくら

田中 さくら

コロナウイルスで学校が長期間休みになり家の中にいることが辛くなってきたとき、気晴らしに近くの公園に散歩しに行ったときに撮った1枚です。家では浴びられなかった日光がとても気持ちよくて、風の流れに触れるのもこんなに良いものだったんだと改めて感じました。そして空はこんなにも美しくどこまでも限りがない。人間はそこまで弱くない。いつかはこのコロナ禍も治まると信じ、今できること今我慢することを頑張っていこうと思えました。

小川 紗和

小川 紗和

何も無い田舎だけど嫌いじゃないです。

瀧下 結

瀧下 結

年末年始の休みの間に引っ越しをしました。棚を置く前に荷物を広げてしまい、足の踏み場が無くなったことにうんざりして撮った一枚です。今はちゃんと片付き、歩ける程度に床が見えています。
荷物の山にカメラを近づけて写真を撮り、床が見えている部分をなるべく写さないようにしました。また奥の服を見切れるように映し、見た人に「この荷物は、写真の外にもあふれているんだろうな」と感じさせる撮り方をしました。

青木 優河

青木 優河

ここでは毎朝、朝登校するとサーモグラフィがありここで検温をしています。毎日やっているとさすがにうんざりしてきたなと感じ、たまに反応しない時もあり「めんどくさいな」と思うこともあります。さらにここを通ると今日もまた1日学校生活が始まるんだなという気持ちにもなるので、この景色をうんざりする景色に選びました。

髙橋 雄太

髙橋 雄太

世界の現状を見たときに、以前は自由に旅行できていたのに今では、規制がかかり自由に旅行もできなくなりました。旅行前には検温や PCR 検査を受けなくてはいけないというような状況にうんざりだと感じたので、オーストラリアで撮った写真を使いました。
・アピールポイント
普段はきれいな夕焼けに見える風景も今のこの状況だとうんざりだと感じるところです。

坂本 隼

坂本 隼

・作品の背景
山のように積み上げられた洗濯物を見たらうんざりするなと思いこの写真にしました。後で洗濯物をたたむことを考えると誰でもうんざりすると思います。今では家にこもることが多く洗濯物も増えて、たたむ機会も多くなったと思います。これは、僕の祖母の家のうんざりする風景です。
・アピールポイント
山積みになった洗濯物の散らかり具合です。

野口 藍花

野口 藍花

うんざりする景色と聞いたときに、コロナ渦で高校最後の夏や、イベント等いろんなものが無くなり、ずっと家にいて、思い出と言えるものがあまりありませんでした。そこで夏の風物詩等をメインに撮ろうと思いました。
ポイントはビンの中の背景がいい感じにぼやけているところです。
冬の朝日を背景に、夏のラムネをフレームにすることで取り残された悲しい感じや記憶がぼやけている感じが出せたと思います。

相原 孝行

相原 孝行

「うんざり」というと「不快」とまではいかないが、起こってしまうと面倒で思わずため息が出てしまう、というイメージがあります。ため息が出るような、皆が思わず共感できるシチュエーションを考えて写真を撮りました。
文字が汚くなる哀しみ、ノートに溝ができる哀しみ、シャープペンシルの芯が無駄になってしまう哀しみ、といった日常でシャープペンシルを使っていれば誰にでも起こり得る、哀しいうんざりを表現しました。

長塚 大樹

長塚 大樹

広く共感を得ることができる「うんざり」について考えたとき、思いついたのがこの本棚のことでした。誰しもがこのように積まれた本棚を目にしたことがあるのではないでしょうか。こんなに積まれていては本を見つけるのも苦労するし、本自身も窮屈だと思います。
これだけ積まれた本が圧迫感を出しています。
そして、その後ろから顔を覗かせる別の本がここから出してほしいと願っているようにも見えます。

真木 陽菜乃

真木 陽菜乃

「うんざりする」とは「嫌いなものなのかな」と思いマンホールの写真を撮りました。
私は小さい時から雨の日には滑り晴れの日には躓き、マンホールが嫌いでした。今も苦手意識があり道端で見るたびにうんざりしています。
背景もマンホールも少しぼかすことで、記憶の片隅にある感じにしました。
あえて高さがあり、転びやすそうなマンホールを選びました。

村松 勇希

村松 勇希

・作品の背景
学校の昼休みの写真を撮りました。写真の中の人たちは、それぞれコロナの影響で距離をとっています。このような昼休みという学生の休息のひと時が、コロナのせいでうんざりする状態になっていることを表しました。

田中 美波

田中 美波

この写真の背景は、まず今私がうんざりしていることについて考えてみました。季節は冬でお正月の時期は特に寒く、早く春にならないかなとこたつに入りながら考えていました。お正月休みの家族みんながだらけきった日に家のこたつの中の写真を撮りました。
早く冬が終わり、新しい学校での新生活と、つい寝てしまうような暖かい春が来てほしいです。

田中 壮

田中 壮

4月に新型コロナウイルスの影響での緊急事態宣言が発令され、ステイホーム期間中に学校も休校で暇なことが多くなりテレビを付けることが増えました。面白い番組は見て面白くてじっくり見るが、面白くない番組はつまらなくて、もの凄く「うんざり」してイライラする感じがしたので、そこからこの写真を撮りました。
この作品のアピールポイントは2つあります。一つ目はテレビの画面を消してつまらない感じを強調し、面白くなくてうんざりするイメージを持たせました。
二つ目はテレビとリモコンだけにし、シンプルさを出しました。テレビの周りに物を置くことで邪魔をしてイメージを損なうのではないかと思ったからです。

扇 恋菜

扇 恋菜

うんざりするようなことが無く、何を撮ろうかと迷いながら歩いていたら、ちょうど足元にたばこがポイ捨てされていて、これだと思い撮影した。
タバコが捨てられていたのは、いつも子どもたちで賑わい犬の散歩をしている人が多くいる公園です。煙草をポイ捨てした人は、「犬が食べたりしないか」、「子どもたちが煙草で遊ばないか」など、何も考えずに捨てたと思うとうんざりしました。
写真は煙草を見つけたときと同じ目線で撮ったので、落ちている感じがよく伝わると思いました。

門脇 らな

門脇 らな

自宅が海側に近く風が強いので、冬はいつもこの景色…。今年は去年とは反対に雪が多く、毎朝見る度にうんざりしてしまいます。

青山 愛惟華

青山 愛惟華

今年の冬は寒波が北陸を遅い記録的な大雪に見舞われた。
一日で一面雪の世界に変わった町が美しく見えた。家からもれる光と雪がとても綺麗だった。

島田 奈波

島田 奈波

いつも通っている道が雪で覆われている景色の写真を撮りました。沢山雪が積もってうんざりだなと思う反面、綺麗だなとも思いました。いつもでは見られない景色なので撮影しました。

牧原 芽衣

牧原 芽衣

マスクを付けて電車に乗る日常が憂鬱にも感じなくなったこの頃。
ちょっとわくわくした気持ちがはみ出している友人。

半澤 佑菜

半澤 佑菜

コロナの影響で不要不急の外出を控えているため、家の周りで写真を撮れないかと考えてる時に、目の前にフィギュアがあり「これを使って撮ってみよう!」と思いこの写真を撮りました。
フィギュアをよく見ると優しく微笑んでいるのがこの写真のポイントです。
普段と変わらない「うんざり」する家の庭だけど、視点を変えるだけで転がっている貝殻も小さすぎて見えない雑草も大きく新鮮に見え、新しい世界を発見できた気分でした。

宇美 房通

宇美 房通

当たり前に行う手洗い。以前はなにも考えず手洗いをしていました。しかしコロナ禍でなるべく外出自粛になった今より手を洗うようになり同じ事を繰り返しているうちに少しうんざりしてしまった自分がいます。

大場 寛斗

大場 寛斗

ベランダから見える梅の花を撮りました。
毎日のように見る梅の木ですが、この日だけは寂しさや静かさの中に、力強く咲く、いつもとは違う梅の花の美しさと、時の流れが遅くなったような空気感に感動したので、この写真を選びました。

塚原 愛美

塚原 愛美

二重の安定は精神の安定!
二重の広さは心の広さ!
年頃の女の子なら、可愛くいたい。そのためみんなスキンケアやお化粧で、最大限に自分の魅力を引き出そうとします。
けれど、厳しい校則の中で、アイプチなんて使えない…それでも全力で可愛くなりたいと、一人トイレの鏡に向き合って身だしなみを整える女子高生を撮りました。鏡との距離の近さと目力が、女子高生の努力を物語っています。

三浦 菜々子

三浦 菜々子

私は看護学科の1年生です。
コロナ禍の影響で休校続きですが、医療従事者として社会に貢献している先輩達に感謝しつつ、日々の勉強を頑張っています。教室の消毒は放課後の日課。少しでも早く、伸び伸びとした学校生活に戻りますように。

町駒 陸

町駒 陸

勉強に取り組む中で、自分自身と向き合う様子を表現しようとこの写真を撮りました。私がうんざりしているのは、どこかで手を抜いてしまう自分自身の弱さです。もっと頑張りたいけれども、楽をしたい自分もいて、そこで生まれる葛藤を表すために、個人的に一番努力したい勉強をしている瞬間を撮影しました。技術が足りないですが、自分と戦う様子を写せたと思います。撮影は楽しくて、このコンテストを開催してくださった方々には感謝しております。

小倉 千愛

小倉 千愛

去年はあまり雪が降らなかったのに対して今年は多くの雪が降りました。はじめは久しぶりに降ってうれしかった雪も時間が経つにつれて、寒い、雪かきが大変、道を歩きにくいなどと「うんざり」してきました。家で飼っている犬も小屋の外に出て、雪を背にしているのを見て、雪のせいでなかなか散歩に行けないことに「うんざり」としているように見えたので写真を撮りました。

畝 くるみ

畝 くるみ

コロナ禍で毎日の手洗いが欠かせないものとなった。田舎だからといって気を抜いてはいけない。明日は我が身と思って日々生活を送っている。もうどれが日常でどれが日常じゃないのかわからない。コロナ禍の象徴である手洗いを白黒で撮ることでうんざり感を出した。

境 翔人

境 翔人

タイトルは、木の実ばっか、です

小竹 美有

小竹 美有

普段はにぎやかで騒がしい廊下。日が短くなって、暗くなって、誰もいなくなった校舎は何も言わないけど、壁の傷や床の汚れが何かを伝えてくるような気がする。そんな中、たたずむ友人は何を思っているのか…。

上村 芽生

上村 芽生

「よっし、歯を磨こう」と思い立ち、10分休憩、ベランダに出る。強い風が吹いている。「やっぱり教室で…」とポーチから歯磨き粉を取り出すと、残り少ないことに気がついた。新しいものも用意しているが、お気に入りの歯磨き粉とも別れ難い。「もったいないから使おう」チューブを丁寧に折りたたみ、力を込める。「やっと、1回分が出てきた!」と思ったのも束の間、休憩終了のチャイムが鳴る。ああ、うんざり。

太田 愛菜

太田 愛菜

高校に入り、写真部へ入部。せっかく買ってもらった一眼レフで写真が撮りたい。
ステーホーム中、外へ出たい衝動を抑え、ファインダーを覗いてみるとキメ顔の姉が立っていた。そばに居てくれる家族のありがたみを感じた。

會田 すず

會田 すず

おうち時間が増えた2020年。
家がありふれた景色になった人も多いと思います。
そんなありふれた景色も少し早く起きてみれば
いつもとは違った景色が見られるかもしれません。

手嶋 愛

手嶋 愛

コロナ禍かつ梅雨、近所にも散歩に行けない。いつも外で元気に走り回っている姿とは対照的でさみしそうな表情で外を眺める愛犬の様子です。

倉橋 璃々子

倉橋 璃々子

昨年の1月に屋上で撮影。この頃はまだコロナとか知らない世界。
あのときにはもう戻れない。

小松 海翔

小松 海翔

ウンザリする風景というテーマで僕が真っ先に思いついたのは地域の特色でもある積雪です。
積雪と一言で言っても地面への積雪と屋根への積雪があり僕は屋根への積雪をウンザリするものとして写真に収めました。
この時期の積雪は放っておけば勝手に解けたり勝手に落ちるものではなく屋根に住民が登って下に落っことすしかないというのがこの写真を撮った一番の理由です。

矢津田 未来

矢津田 未来

私は、夕焼けや空を撮影することが好きです。ですが未だに自分の納得のいく写真が撮れていません。だから私のスマホのカメラにはうんざりするほど夕焼けや空の写真ばかりだけれど、今後ももっといろいろな写真を撮影して日本の風景を楽しみたいと思います。

永瀬 純

永瀬 純

コロナ期間でカメラに興味を持ち、まだまだ技術はありませんが純粋に写真をとるのを楽しんでいます。この写真は地域の体育館の近くで撮ったものです。コロナウイルスの影響で部活動ができなくなってしまい、地域の施設で練習せざるを得なくなりました。そのように僕たちの日々が徐々にかわりつつあり、明日が不安になる日もある中、このように普通の日に綺麗な日常が隠されていることを知りました。たまたま多重露光になっているのも現像してから気づき、色々制限があってうんざりすることも少なくない中、もっと余裕を持ち普通の日常を楽しむことや偶然を大切にすることが大切だと気付かせてもらえたかもしれません。

松浦 楓

松浦 楓

雨が降っていた日、今にも満開になりそうな一輪の薔薇。私たち人間は自らの手で雨や寒さを凌ぐことはできるが、花たちには何もできない。この景色に虚しさを感じてうんざりしてしまう。

前田 悠里

前田 悠里

この写真は私の 98 歳のひいおばちゃんがコロナ禍の時にテレビを見てマスクをしていたので撮りました。
私のひいおばちゃんの場合病気があり酸素の管をしているのでデイサービスの時しかマスクをしてないです。
ある日ひいおばあちゃんの部屋に行くとマスクをしていました。
テレビを見てしたのだと思います。

山本 直輝

山本 直輝

完全に生活必需品の一部となったマスク。もう何度この景色を見ただろう。今は、マスクを着用することが常識となった。付けないことは非常識。マスクがくたびれるまで使い古す。そのマスクが1日を終えたところを撮影。いつもは干されていない不織布マスクが布マスクと並んでいた。この景色に、非日常となった生活に、うんざり。

柳生 一星

柳生 一星

これは、コロナのなかでも癒されると思います。
カンガルーがゆったりしているところを見て少しでもストレス発散になったらいいと思いました。

今野 花菜

今野 花菜

茹だるような暑い夏の日、世界を焼き付くさんとばかりにジリジリと照りつける太陽の元私は父と海に来ていた。
父は当然うんざりとしていた。高校生にもなって海ではしゃぐ私は夏の空のようであった。
そしてそんな私を見つめる父の目は太陽に焦がれた海水の様に生暖かかった。
今年の何も出来ずただただうんざりとした夏の思い出はその一日で優しい思い出に変わった。でもやはり、あの暑さだけはどうにも思い出したくは、ない。

島村 昂寿

島村 昂寿

学校が休校になり、三ヶ月も来ていなかった学校に登校し、高校1年生の教室に入った時、この景色が窓から見えました。これは、田舎で育った僕にとっては憧れの景色で、中学校に入学して初めてこの綺麗に並ぶビル群を見た時にはとても感動しました。
ただ、初めて高1の教室に入り改めてこの景色を見た時、その頃の思い出がフラッシュバックしました。
でも、中学3年間を過ごすうちにその感動を忘れていました。
この「うんざりする」ような教室からの素晴らしい景色を、僕はこれからも毎日、当たり前のように眺めていきます。

森谷 崇翔

森谷 崇翔

コロナ禍の中、法事で訪れた母の実家のある最上町。たまたま立ち寄った牧場にいた馬は、乗馬体験をする客も来ず、その姿が暇を持て余しうんざりしているように見えた。

板垣 涼太

板垣 涼太

自分の家の前にある田んぼを撮りました。コロナ禍で外出が自粛される中、家の外に出てリフレッシュする際に、家の前にある田んぼの景色を何度も見ました。また、学校に登校する時にも、毎朝この景色を見てから登校してきました。この素朴な景色から自然の壮大さと開放感を感じて、コロナ禍でも穏やかな気持ちになることができたので、このを写真を選びました。

江目 悠晟

江目 悠晟

これは青森県で撮った犬で、この姿を見たときに、めちゃめちゃうんざりしているなと思いました。この写真は、犬をできるだけ強調してみました。

大久保 匠麿

大久保 匠麿

自宅の炊飯器と茶碗を使って撮影しました。ご飯を食べようといざ炊飯器を開けたら、ご飯がないと言う日常の「あるある」かつとてもうんざりする場面を表しました。またこだわった所としては、うんざりしている感じを引き立てるために、あえてご飯を少しだけ残しました。

齋藤 広河

齋藤 広河

この写真は、家の窓から外の様子を撮影したものです。休日の昼時に、例年よりも降り積もった雪を見て、外に出ることをいつもよりためらってしまいます。裏山にうんざりするほど積もった雪や、これから雪かきをしないといけないという憂鬱感、また、早く雪が溶けていつもの景色が見たいという気持ちがあったので、この写真を撮りました。

清野 隼平

清野 隼平

この写真で私は生命の循環を表現しました。ご存知の通り、タンポポは花を咲かせた後、綿毛となり、大空へ旅立ち、新たな命を紡いでいきます。世の中の様々な命は周り巡っているのです。私はそんな思いをこの一枚に込めました。

井上 聡介

井上 聡介

この写真は私の母方の実家に向かう途中で通る白糸の滝ドライブインで撮影しました。普段なら観光客で溢れているこの場所もコロナの影響か閑散としていました。私は見慣れた風景であるだけに物寂しく感じました。同時に早くコロナが終息して、またこの場所に賑わいが戻ってきてほしいと思いました。

板垣 心

板垣 心

私たち山形県民は素晴らしい木々に囲まれて生きてきました。さらに冬には、大量の雪が降るのでした。他県の人からすれば羨ましい景色となりうるのでしょうが、私たちにとって生まれた時からずっと見てきたこの景色には、もううんざりです。

小嶋 勇矢

小嶋 勇矢

ペットボトルの中の水滴が作る曇りを通して見るといつもの街灯がより一層きれいに見えました。

大河 木曳

大河 木曳

雨上がりの水たまりに写る夜景を発見した時、その水たまりが本当に鏡だったらという世界を見てみたくなりました。

神谷 佳吾

神谷 佳吾

雨の日、赤信号、うんざりするものばかりです。
ついつい下を向きがちですが、前を向いてみるとアスファルトから跳ね返った雨粒が真っ赤なルビーのように輝いています。
うんざりする日こそ下を向かずに前を向き、普段見過ごしている日常の何気ない小さな輝きを見つけたいものです。

土谷 太一

土谷 太一

高校で写真部に入り初めて写真部として活動した高校一年生の時に初めていった山寺、登る最中のうんざりした気持ちを一瞬でかき消した景色。

武田 馨

武田 馨

コメントなし

設楽 大翔

設楽 大翔

やけくそになった時、僕はエナジードリンクを飲む。
勉強中に眠くなった時、僕はエナジードリンクを飲む。
僕がこの飲み物を飲む時は、何かに負けそうになっている時だ。
この空き缶は僕にとって負の遺産である。
そして、この空き缶を捨てる時、少しだけうんざりした気持ちになる。
「次こそは自力で打ち勝つぞ。」僕はそう心に決めた。

安達 恵梨

安達 恵梨

家族と過ごしていたお正月のワンシーン。
人間には聞こえない何かが聞こえているかのようにじっと奥を見つめている。
犬もこの状況の世の中にうんざりしているのだろうかと感じた一枚。

廉 明徳

廉 明徳

ある日、コロナ禍で外に出れず写真の整理をしていたら、これらの写真を見つけた。ふと窓に目をやると、いつでもこの山が見えた。それはもう、何度も見た景色だった。だがどうやら私は、あのうんざりした山を時々写真に撮っていたらしい。数年間、毎日毎日違う表情を見せてくれていた山に、私は少し感動した。どんな気持ちで撮っていたのかは覚えていない。だが、もうこの景色にうんざりすることはないだろう。

相賀 絵里

相賀 絵里

庭で毎年多くの実をみのらせる柚の木。撮影日は植木屋さんが家に来る前日だったため、切り落とされる前にと父が柚狩りをしていた。私は学校から帰宅して、玄関に置いてあった柚の、うんざりするほどの量に思わず写真を撮った。年を越え、箱の中の実もいつしか数個になっていた。思い返せば柚風呂にしたり焼き魚にかけたりとこの冬も柚と共に過ごしていた。我が家の生活の陰で彩りを添えてくれた柚に感謝の気持ちを送りたい。

岡田 七海

岡田 七海

学校の最寄りのバス停。
コロナの影響などまだなかった時に心優しい誰かが落とし物をバス停に引っ掛けていった。
だが現在。落とし主はコロナの影響か、バスには乗らなくなったみたいだ。なぜなら、落とし物は今でもずっと落とし主の迎えを待っているから。
私自身、通学でバスを利用する時に「まだあるな」と毎日確認している。
今日も迎えが来ない落とし物を見るとなんだかやるせない気持ちになるのだ。