理科では、科学について小学生の持つ独特な見方・考え方についての理解を深めるだけでなく、理科で扱うさまざまな実験活動を行いながら、観察・実験を安全に指導するための知識や技能の修得をめざします。さらに、校外施設を活用した授業のあり方を学習するため、仙台市科学館等での学習を行います。このような多様なアプローチによる学習を通して、将来、楽しく自信をもって理科を教えることのできる教員としての実践的な指導力の向上をめざします。
すべての学校と教師は、特別な配慮の必要な子どもに対して積極的
かつ適切な対応をすることが求められています。
従来の特殊教育から特別支援教育への歴史的な変遷、教育制度や支
援体制、知的障害・自閉症・学習障害・注意欠如多動性障害など発
達障害の特徴と支援方法に関する基礎的知識、障害のある子もない
子も可能な限りいっしょの活動を目指すインクルーシブ教育の現状
と課題、家庭や専門機関との連携の在り方などを理解し、特別支援
教育が「教育の原点」であると言われることの意味を学びます。
小学校に通い、学校で行われているさまざまな教育実践に関わることを通して、子どもという存在、教師の役割、学校教育の内容を理解します。それぞれの学校での臨床体験を持ち帰り、グループごとに検討して、学んだことや課題を整理して、次への実践にいかせるようにします。
小学校の各教科の専門的な知識、指導のあり方を学びます。
さらに模擬授業により、教科の実践力を高めます。
3年次から、各分野の専門の先生のもとで、少人数でのゼミを行います。
それぞれの先生のもとで、高い専門性を学び、卒業論文をまとめます。
各種の教育実習は、原則として以下の学年で実施します。
・小学校での教育実習:3年次
・幼稚園での教育実習:2、3年次
・特別支援学校での教育実習:4年次
・中学校での教育実習:4年次
これらの実習を通して、教育現場において実践力を身につけます。