ゼミナール紹介

星 祐二 / 食品成分の物性解明

食品成分の示す物理化学的特性(固まる,泡立つ,油と混ざる等)を食品物性といいますが、本ゼミでは、タンパク質を多く含む食品を中心に、食品成分の物性について研究します。

【卒業研究テーマ】
卵白の泡沫特性とシフォンケーキへの応用について
各種糊化デンプンの流動性と糊化過程について
果汁添加牛乳分解物のアンギオテンシン変換酵素阻害活性について
豆乳ヨーグルトおよび塩豆腐の物性について

戸野塚厚子 / 子どもたちの発育・発達を保障する「教育」という営み

教員をめざす学生たちで構成されている本ゼミでは「心身共に健康であるとは?」「教育とは?」「学びとは?」という命題に迫ります。

【卒業研究テーマ】
学校保健分野における養護教諭と教員の連携に関する一考察
学校のトイレ環境に関する研究 ~男子トイレの完全個室化に焦点をあてて~
高等学校のスポーツ外傷・障害の予防に関する研究~養護教諭の関わりにスポットを当てて~
掲示板を活用した保健教育の有効性に関する研究
食物アレルギーによるアナフィラキシーの対応に関する研究~エピペンの管理にスポットをあてて~
学校における閉鎖療法の導入実態と課題に関する研究
学校における児童虐待の実態に関する研究 ~健康診断の重要性にスポットをあてて~
教員志望学生のNIE実施に関する意識調査
高校生の不定愁訴の実態と養護教諭の関わりについての一考察

齋藤淑子 / 食により健康を保ち、病気を引き寄せない知識の実践のための合理的な思考性の修得

学生の主体性に期待し、アドバイスは少しだけ。私見を挟まず事実を直視し、分析できる能力の獲得、差異を明らかにできる日本語の表現力を養います。学生との対話を重視していきます。

【卒業研究テーマ】
M女子高校生におけるやせ志向と便秘の関連性について
女子大学生における咀嚼習慣と排便の影響について

佐々木ルリ子 / 給食経営管理を学ぶ

給食施設(保育所、学校、事業所、高齢者施設など)における栄養管理、給食経営管理について、乳幼児から高齢者までのライフステージごとの食事提供に関する調査・研究を進めています。
3年次には特定給食施設における給食経営管理や関連分野について、興味や関心のあることを新聞や雑誌、報告書、論文などから選び、抄読を行い、その内容についてまとめ発表し、それぞれの研究への関心を高めます。また、特定給食施設や関連分野の見学も実施します。4年次の卒業研究では給食経営管理や健康・栄養に関するテーマを設定して進めます。

【卒業研究テーマ】
宮城学院女子大学における学生食堂の利用に関する意識調査

太田たか子 / 公衆栄養活動を理解する

3年次は公衆栄養活動に使える食育や生活習慣病予防の食生活チェック・アドバイス表などを作成。4年次の卒業研究では、地域の野菜摂取アップキャンペーン事業について研究・調査しています。

【卒業研究テーマ】
仮設住宅における食を通したコミュニティ形成の支援と食生活自立支援の事例研究

正木恭介 / 女性の健康

健康・栄養の情報は確かのものから,いいかげんなものまで氾濫しています。私のゼミでは3年次に確かな栄養情報の入手方法,その情報の価値や位置づけを学び,4年次においては自ら,科学情報を創生し,卒業研究としてまとめることにしています。「女性の健康」をキーワードにし,カルシウムや大豆中成分が月経前の愁訴を軽減できるかなどの研究を進めています。
卒業研究のテーマの設定から,主体的に取り組んでもらいます。2~4名のチームで進めます。

【卒業研究テーマ】
ATR-FTIR法による諸外国の菓子中の孤立トランス脂肪の定量とその比較
ラットに肉及び鶏卵を食べさせることでエクオール産生能は低下するのか
飴の摂取と唾液極微弱発光の関係性

大山珠美 / 生活習慣病の予防

知っていること(=知識)ができること(=実践)とは限りません。栄養教育ではこの2つを繋ぐことのできる教育技術が必要とされています。そのため、本ゼミでは「教育・指導」をキーワードとし,教育・指導される側とする側の立場より、効果的な指導方法や,指導上の問題点、現状について研究します。

【卒業研究テーマ】
女子大学生に対する野菜摂取を促す栄養教育の検討
運動習慣の有無による女子大生の食習慣および痩せ志向に関する調査
5歳児が嫌いな野菜を食べる意欲を高めるための取り組み ― 年下の幼児との食事会を通して ―
女子中学生に対する食行動の変容を促すための栄養教育 ― エネルギーや栄養素を考えた間食の選択の指導を通して ―

矢内信昭 / 細胞生物学

体を構成しているそれぞれの細胞が、どのような分子機構を利用して機能を発揮しているかを細胞培養の技術を使って解析します。近年の卒論テーマは、培養肝細胞の肝機能、脂肪細胞分化に対するアミノ酸の作用、毛細血管を構成する内皮細胞の分子機構等です。肝機能の解析では、特に胆汁酸産生の仕組みを調べたいと考えています。脂肪分化の研究では、アルギニンから作られる一酸化窒素と脂肪分化の関係を明らかにしたいと思います。血管内皮細胞の培養では、細胞外マトリックスと毛細血管形成の関係を調べたいと思っています。

【卒業研究テーマ】
DMSOにかわる凍結保存液
デキサメタゾンによる肝細胞の胆汁酸合成について
オルニチン回路を構成するアミノ酸が脂肪分化に与える影響について
毛細血管細胞に対するタイプⅢコラーゲン、タイプⅣコラーゲンの効果

高瀬チエ / 看護学

3年次には養護教諭・管理栄養士の基礎学習の一環として解剖生理を中心に個人学習したものを報告形式で、質問と演習で内容を深めます。
 基礎的な内容;細胞について・血液とは・消化器・内分泌・肝臓・代謝・心臓脳・腎臓・筋肉等について後期は前期の学習をもとに興味のある疾患について深めていく方針です。
4年次の卒業研究では2名~4名ずつのグループ編成で研究論文をまとめます。

【卒業研究テーマ】
女子大生の痩身願望と摂食障害の疑いのある行動との関連について -SRSEDを用いて-
M女子大学における月経困難症の認知度とその背景
M女子大学生における食知識の蓄積と食習慣の関連 -管理栄養士養成課程の学年別比較-

平本福子 / 食教育

主として子どもを学習者とした食教育プログラムの開発をしていますが、学生の要望により食品開発、カフェの企画・運営などのプロジェクトを行っています。いずれにしろ、「生産から食卓まで」のフードシステム全体の視点から、食事作りを核とした実践研究活動が平本ゼミの特徴です。
また、高齢者施設でのカフェ運営などのボランティア活動、全国はっと大会への参加、仙台市食育推進隊など学外での活動も積極的に行っています。

【卒業研究テーマ】
丸ごと一尾魚を教材とした食教育プログラム
~仙台市立N小学校の総合的な学習の時間を事例として~
被災地の食情報への関心を高めるための食情報の提供
~M女子大学における「Café Palette」を通して~
児童参画型食教育プログラム ~仙台市H児童館でのかにっこカフェの事例~

鎌田 由香 / 臨床栄養管理に必要な知識と技術の習得

病院に勤務する管理栄養士に必要なスキルを学習します。
・東日本大震災における栄養管理の現状報告
・糖尿病の栄養管理について
・疾患ごとの栄養管理について
今後は、腎不全の食事療法について検討していく予定です。

【卒業研究テーマ】
東日本大震災における病院での栄養管理
(糖尿病栄養指導の検討 ~E病院患者8名の病態別栄養指導~)
高齢者施設における摂食・嚥下困難者に対する栄養管理について ~K施設の場合

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