発達臨床学科

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発達臨床学科のリーフレット

発達臨床学科

子どもの心理と福祉を学び、子どもの健やかな発達を支援する保育のスペシャリストを育成します。

最近、多動で衝動性の高い子ども、人との関わりに乏しい子ども、情緒が不安定で気持ちの立て直しに時間がかかる子どもなど、「気になる」行動特徴をもつ子どもたちが増加しています。また、児童虐待の急増に象徴されるように、子どもが育つ家庭環境も悪化しており、保護者の理解とその対応も大変困難になっています。
このような子どもを取り巻く社会状況の中、専門性の高い保育士や幼稚園教諭の育成が急がれています。発達臨床学科は、この 時代的要請に応えるために、2000年に設置された学科です。そして、その特色は「保育・幼児教育」を中心に据え、それに加えて「心理」と「福祉」についての学びを充実させていることです。あなたも、発達臨床学科に学び、子どもたちの健やかな成長と発達を支援する保育のスペシャリストを目指しましょう。

スペシャリストを養成するためのカリキュラム

発達臨床学科のカリキュラムは、保育に関する科目を共通の基盤としています。
1年次には主に保育、心理、福祉の基礎を広く学びます。
2年次からは心理か福祉のどちらかのコースを選択し、心理系あるいは福祉系の科目を中心に、それぞれの専門領域を深く学びます。いずれのコースも演習や実習が豊富に組まれています。
大学での学びに加え、保育所、幼稚園、社会福祉施設等での長期の現場実践に取り組むことにより、十分な即戦力が養われるようになっています。

さらに、本学では、保育のスペシャリストを養成するために二つのプログラム、 社会的ニーズに対応する質の高い保育者養成プログラム、 アウトドア環境教育プログラム を用意しています。

就職率100%の実績

保育所、幼稚園、社会福祉施設、一般企業などに毎年ほぼ全員が就職しています。卒業生の80%~90%が、保育所、幼稚園、福祉施設に就職していることからも、発達臨床学科が就職に強い資格を得られる学科であることが分かります。
また、毎年、数名の卒業生が大学院(本学、東北大学、宮城教育大学、山形大学等)に進学しており、臨床発達心理士などの資格を得て、児童相談所や発達支援センターの心理士として活躍しています。

社会福祉士国家試験合格率

2015年1月に実施された社会福祉士国家試験において、本学4年生の合格率は61.5%でした。これは東北の社会福祉士養成課程の大学と専門学校の中でトップクラスの成績です。保育の勉強や実習も行いながら、このように高い合格率を出すことのできる大学は全国でも稀です。最近は幅広い社会福祉の専門分野でも活躍するようになっています。

附属幼稚園との関わり

宮城学院女子大学のキャンパスには、附属幼稚園があります。発達臨床学科の学生は1年次から、附属幼稚園で自由に観察ができます。このように、身近に子どもたちと触れ合う環境があることも、本学の大きな特色となっています。

発達臨床学科のよくある質問

発達臨床学科では、どのようなことを学ぶのですか?

発達臨床学科では、簡単に述べると、保育学科〈子ども学科〉で学ぶ内容を中心に、心理学科あるいは福祉学科で学ぶ教育内容を4年間で学びます。1年次に学んだ授業を参考に、2年次に心理コースか福祉コースの選択を行います。

子ども学科でもなく、保育学科でもなく、発達臨床学科なのですが?

発達臨床学科は、一般的な大学や短大と同じで、保育士と幼稚園教諭になるためのカリキュラムを備えています。 発達臨床学科は、子ども学科や保育学科で学ぶ内容に加えて、心理と福祉の科目を多く用意しています。保育の専門性をさらに高めることができるのです。これは、質の高い保育者を求める保育現場のニーズに応えるべく、今から10年以上前に保育科から発達臨床学科に改組された理由です。

発達臨床学科では、心理に関する資格を取得することはできますか?

発達臨床学科では、認定心理士の資格を取得することができます。しかしながら、臨床心理士(あるいは臨床発達心理士)を取得することはできません。なぜなら、指定された大学院での心理職につながる資格だからです。 臨床心理士を取得するために、心理系大学院の受験をお勧めしています。本学科の卒業生は、本学大学院、東北大学、山形大学、岩手県立大学などの国立大学や近隣の私立大学の大学院へ進学し、臨床心理士(あるいは臨床発達心理士)として心理職に就いています。

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