ゼミナール紹介

新免 貢 / 人間・文化論演習(宗教学)

生きる意味や手ごたえを与えてくれるものを感じ、信じるスピリチュアリティへの人気が最近高まっている。その実態と危険性を分析する。スピリチュアリティ人気は、生と死の問題―人間はどこから来て、どこへ行くのか―とも結びついており、社会の現実がそこから見えてくる。

越門勝彦 / 人間・文化論演習(哲学)

安楽死や死刑制度など具体的なテーマについて考えることを通して、倫理学に固有の思考法と基礎概念を学んでいきます。基本はテクストの講読ですが、適宜ディスカッションも行います。そこで、さまざまな意見があることをまず確認してください。そのうえで、それらの意見の本質的な相違点もしくは共通点がどこにあるのか見抜く練習をしていきましょう。

志村文隆 / 人間・文化論演習(言語論)

地域言語を対象に、東北地方や九州地方、沖縄などで臨地調査を行い、社会の中に生きる人間、またその集団との関わり合いにおいて言語現象・運用を捉えていきます。

井上研一郎 / 歴史・文化史演習(日本美術史)

日本美術史に関する諸問題を人間や社会との関わりにおいて捉え、美術が人間社会で果たす役割を多面的に理解することをめざします。

森 雅彦 / 歴史・文化史演習(西洋美術史)

前期はテクストを用いた演習を中心に、近代美術史について学びます。担当者には、調べる画家を割り振りますので、スライドその他を用いて説明してもらうことになります。

大平 聡 / 歴史・文化史演習(日本古代史)

歴史研究の原点は史料の読解にある。本講では、平安時代後期、摂関制の最盛期に生きた藤原実資の『小右記』の読解を行います。

菊池勇夫 / 歴史・文化史演習(日本近世史)

二つの内容で構成される。一つには受講生の近世史料の解読・読解力を高めたい。活字になった史料にまず慣れてから、生の古文書に触れることになろう。二つには講座ものや雑誌論文を読んで報告してもらい、近世社会についての基礎的な理解を深めたい。各自がそれぞれ興味を持っているテーマに関する論文を何本か精読し、何が論点となってきたのか、何をもっと明らかにしていかなくてはならないのか、関心や課題を明確してもらいたい。

小羽田誠治 / 歴史・文化史演習(東洋史)

本演習では,次の三っのことを学びます。①史料の探し方と読み方、②先行研究の把握の仕方、③レポート,そして論文の書き方。
前期は清朝末期のイギリス人による中国旅行記を読みます。後期は参加者各自の関心に基づいて,関連する先行研究を読みます。学年末に,それぞれのテーマについてレポートを提出してもらいます。

高橋英博 / 現代社会演習(社会学)

都市の狂騒や祭典。華麗なファッションや都市風俗。消費文化のケバサとセツナサ。ボランティアや「自分さがし」。都市を流れる時間のセカシサと倦怠。遠ざけられる子育てや高齢者福祉。この授業では、今日の都市社会をとりまく色々な事象について、その現実的・理論的な理解をふかめます。

土屋 純 / 現代社会演習(地理学)

地理学論文を講読することによって、社会地理学の方法論について学びます。自分が興味のあるところを取り扱った論文を読み、データを集め、レポートとしてまとめ、発表してもらいます。

田中史郎 / 現代社会演習(経済学)

的な理解が深まることだろう。そして、中間にはパソコンのスキルを磨き、さらに後半では卒論を視野に入れた学術論文を読んでみたい。
 また、例年通り、他大学との合同ゼミにも積極的に参加しよう。今年も盛りだくさんである。

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