森のレストランから

森のレストランから

森のレストランから|vol.04

カブトムシの気持ち?

HP4(3)

ある日の昼食のこと。
Aちゃんが「これ,樹液みたい」とおかずを不思議そうに眺めています。
その日のおかずは,『炒りこんにゃく』。ちぎったこんにゃくをしょうゆで味付けしたものです。

では、Aちゃんは「炒りこんにゃく」を「樹液みたいと」といったのでしょうか?
Aちゃんたちは、数日前に園で飼っているカブトムシのために,森で樹液を取ってきたそうです。そして、樹液の柔らかい触感と透明感のある茶色の外観が、「炒りこんにゃく」にとても似ていたようです。

また、Aちゃんだけでなく、「今日は,カブトムシの気持ちになって食べよう!」と嬉しそうにこんにゃくを頬張るこどもたちが続々と出てきました。

子どもたちは大人の“常識”を超えて、自由な発想で料理を捉えてくれます。
カブトムシの気持ちになって食べたら、どんな味だったのでしょうか・・・。

2017.08.14