園長ブログ

森のものがたり~今日のこども園~

2019.09.11 台風と古河林業さんがやってきた!!

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9月9日(月)朝、関東では台風が猛威を振るい、仙台にはお昼ごろにやってくるという予報でした。
森に横たわっていた丸太を整備してくださることになっていた古河林業さんが、この天候の中やって来てくださいました。

一時強く降った雨が収まってはいましたが、「この天気でも大丈夫ですか?」と思わず尋ねてしまいました。「風が強くない限りは大丈夫」と言って、ひかり組で挨拶をし、自己紹介をしてくださいました。

「オカちゃん」「オオイズミさん」「タカちゃん」の3人の方達は、丸太が重なっている森の入口に向かいました。子ども達もカッパを着て後に続きました。

オカちゃんがチェーンソーで丸太を切り始めました。ものすごい音と木屑が飛び散りあっという間に山になるくらいでした。

この企画に最初から関わっていた栄養士の先生も、見る見るうちに丸太のスライスができる様子を、子ども達と一緒に見ていました。面白い!子ども達の目が釘付けです。

子ども達は薄くスライスされた木片をもらうと、カナヅチで木片を叩き細かなチップを作りました。水たまりに撒いて森の環境もアップしますね。木片に残る節がどうしても割れず「これはかせきだー!」と大騒ぎになりました。

たくさん残った木屑とカナヅチで何回も力を入れて作ったチップができあがりました。台風の雨は強くなかったため最後まで皆様と一緒に活動できました。「てがいたくなった」と話した子どもの手のひらにはしっかり赤い豆ができていました。

丸太を細かくしてできたチップが森の道をきれいにし、やがては森の土となっていくのですね。子ども達は「森の分解者」になっていたのです。

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