森のキッチンより

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2018.03.23 ブルーベリー植栽

 3月20日火曜日、富谷市から森のこども園に寄贈された〈ブルーレイ〉と〈コリンズ〉という2種類のブルーベリーの苗木10本の植栽を児童クラブの子どもたちがお手伝いしました。富谷市農業振興課の佐藤さんに「よろしくお願いします」あいさつをして作業開始です。
  まずスコップで土をおこし芝生との境の囲いを取るところから始まりました。プラスティックの境は思いのほか深く刺さっていて、子どもたちはスコップで外側を深く掘り、内側からも掘って引き抜いていきました。結構力のいる作業でしたが子どもたちは抜けるのが楽しくなって夢中で作業していました。
 次は苗木と土運びです。苗木は軽々運べたのですがビートモスが入っていた袋は大人が2人でも運べずに困っていると「みんなで転がして運ぶ競争をしよう」児童クラブの先生の提案で3対3に分かれ「よーいどん!」子どもたちのやる気スイッチが全開です。四角い形なので底に手を入れて力を合わせ持ち上げないと上手く転がせません。子どもたちは進んでいくにつれ考え膝をついたり、かけ声をかけたり・・・。見事に畑まで運ぶことができました。いつもは勝負にこだわるのですが、今日は辿りつくとみんなニッコリ。達成感と疲労からか座りこみました。

 そして、いよいよ佐藤さんが耕運機で土を起こし畑をの土をやわらかく整えました。子どもたちは間近で見る耕運機に目が釘づけになり静かに作業の様子を見ていました。酸性の土と肥料を畑に混ぜ、うねを3つ佐藤さんと作りブルーベリーの苗木を植える穴を掘り穴の中でビートモスと水をグニョグニョになるまで混ぜます。上手く混ざらなくて畑に流れ出てしまうので出来るだけ素早く混ぜるように声がけするとだんだん上手に出来るようになりました。
 畑の用意ができてから、鉢から出したブルーベリーの苗に根が伸びやすいように土の部分に切り込みを入れました。その部分を水が入ったバケツでブクブク空気が抜けて水が行き渡ってからビートモスたっぷりの畑に植えました。土をかぶせ苗木の少し長い部分を切り植栽修了です。

 約2時間半の作業でした。佐藤さんに「花が咲いたら肥料をあげてね」と肥料をいただきました。集中して諦めずに楽しんで作業する「森の教室」の1年間の様々な経験が活かされ、子どもたちの成長を感じたブルーベリー植栽でした。最後に佐藤さんに「苗木の切った枝を土に挿すと根が出て、ブルーベリーの木になるよ」と教えていただき、皆が「ほしい!」と大事に持ち帰りました。