『葉(よう)』の由来



「どうして機関紙の名前は『葉』なの?」という人も多いかと思います。
ちなみに、ふりがなは「えふ」とありますが、読み方は「よう」になります。
そこで葉の第1号を見てみることにしました。
それによると、


(前略)
…又、会報にも新しく名前を設けた。
「葉」(よう)である。
その名前の由来を訪ねるならば、学生はよろずの葉の集まり、
即ち、我々ひとりひとりが「葉」であって、一本の樹木をさゝえているのである。
樹には枝が必要であり、もし青空に向かってのびようとするならば、
若々しい「葉」でなくてはならない。
そういう意味で我々日本文学科は、ひとりひとりが若々しい、
緑の葉の一枚でありたいものだ。


…とあります。
私達は1枚の葉。
この宮城学院という学び舎のもとで寄り集まり、
1本の大きな樹を作っていきたい…そんな願いがこめられているのです。

ちなみに、この頃は藁半紙刷りの紙で、写真もほとんど使われていませんでした。
しかし、内容はむしろ今現在より濃いものばかりでした。
変わりながら、変わらずにいられる。伝統を受け継ぎながら、新しいものを生みだす。
私達は先輩方の「葉」を見習って頑張っていこうと思っています。

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